コアラの刺繍制作過程その3七宝模様など

制作過程その3

引き続き、コアラの刺繍の制作過程です。少しづつ、試行錯誤しながら進めています。

ベビーコアラの周りの白いチェーンステッチはママコアラのフサフサの白い毛並みをさすための土台になります。この上に別の白い糸でサテンステッチ、ロングアンドショートステッチをして、さらにその上に毛流れを表現するビーズを刺して、この部分の完成となります。

そしてグレーのビーズで刺した七宝模様!実はこれはママコアラの体になります。以前からこういった動物などの体を素敵な模様で装飾的に表現しようと思っていました。

今回取り上げた七宝模様はとても縁起が良いとされる模様です。日本独自のものかと思っていたのですが、中国や3500年前の古代エジプトでも用いられていたそうです。また同じ模様が、パッチワークの世界でも、cathédralewindow−カテドラルウインドウ−教会の窓という名であります。時代や人種を問わず人が美しいと感じる模様なのですね。母性を表現するにはぴったりの模様です。

七宝模様の中はリボン刺繍で刺している途中です。美しいシルクリボンで、嬉しくて半分ほど刺しました。そして、アーモンドの形のところに様子見でシルバーグレーのビーズを置いて見ました。でも考えたら、置いているビーズを縫い付ける時に刺繍針が引っかかってリボンを傷つけるかもしれないので、先にビーズを縫い付けてからリボン刺繍した方が良かったことに気づきました。

まずシルバーグレービーズを縫い付けることにします。今刺繍してしまったリボン刺繍部分は細心の注意で引っかけないようにしなくては!

小さな失敗はあるものです。それでも形が見えてきて、方向性が決まれば楽しくて仕方がありません。

コアラの手にとまるオレンジの蝶々は別に刺繍して後付けするので、まだ刺繍していません。

個展で是非みなさまにお見せしたいので、全開で頑張ります。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

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