日本刺繍と同時にイギリスのスタンプワークも習い始めました。
この刺繍(raisedworkともいわれるようです)は洋書を見て、自己流で刺した経験があります。
昨年の個展に出品したこのデニムのバッグの刺繍です。
スタンプワーク部分アップです。
写真だとちょっとわかりずらいですね。お花のガク部分やいちご、栗部分などを色々なテクニックを使ってかわいく立体的にもりあげています。
私は参考になる洋書を3冊、またスタンプワークの日本の第一人者の森本さちこ先生の本を持っています。
その4冊でかなりのテクニックが紹介されているので、特に習わなくても大丈夫だと考えていました。
それでも、やはりきちんと習ってみたほうがちょっとしたテクニックや刺繍に対する考え方、姿勢、また道具など、私のスキルが豊かになるのでは、と思いました。
それに、この刺繍はかなり立体的なので、小さなアクセサリーを作る時とても参考になりそうです。
という訳で、森本先生のお弟子さんである渋谷純子先生の講座に通いだしました。下の写真がこの講座の課題の一部です。
小さなヴィオラの葉っぱです。いずれカットして、立体的なお花の一部になります。
インドのアリワーク刺繍などのオートクチュール刺繍でも特殊なかぎ針で、細いワイヤーを葉や花の輪郭の芯として包み込みながら刺繍しますが、スタンプワークでは普通の刺繍針でワイヤーを包み込むように刺繍します。(ワイヤーを使うのは刺繍後、カットして立体的にして形を整えるためです)
アリワーク刺繍では、刺繍しながら図案に合わせてワイヤーを形作リ、自動的に止めつけていくのですが、スタンプワークでは作りたい形にあらかじめワイヤーを作って止めてから刺繍します。(といっても、経験のない方には何のことかわからないかもしれません(⌒-⌒; ))
とにかく、ちょっとした違いですが、面白いなと思いました。
他にも私の経験した限りですが、スタンプワーク以外の刺繍ではほぼ全ての刺繍で、葉や花は先っぽの外から内に刺すのですが、この刺繍ではその逆です。そんなことも面白いです。
日本刺繍とのダブルワーク、また自分の作品も作るというトリプルワークなのでちょっと大変ですが、思うことはやっぱり刺繍って楽しい、いいなあってことなのです♥
最後まで読んでいただいてありがとうございました。