コスチュームジュエリーアワード2018表彰式に出席しました

コスチュームジュエリーアワード2018の表彰式、レセプションに参加しました。

会場は代官山のカラート71、というおしゃれなイベントホールです。会場には美しい力作が並んでいました。

私は佳作でした。

こちらが表彰式の様子です。賞状を授与してくださったのは主催団体の方です。

私の作品タイトルは『吉祥模様』。ネックレスとブローチのセットです。

コスチュームジュエリーとはどういったものか、という定義も知らぬままの応募でした。

こんな感じかしら、というレベルの意識でしたが、実は自分の作品に少し違和感がありました。

まず、ネックレス、と言い切っていますが、カラー(衿)だな、と思っていました。また糸刺繍メインの作品ですから実際は軽いのですが、見た目の軽やかさに欠けるな、と感じていたのです。

自分で感じていたこの疑問が、審査員の日柳佐貴子先生のアドバイスで氷解しました。

先生曰く、

『この作品ね、実はかなりいい線までいってたのよ。色もいいし、刺繍もキレイ。でもね、透け感が欲しいの。ネックレスってもう少し透けて下の洋服が見える感じが欲しいの。ネックレスのひし形の部分が一部でも抜けてたらね。ブローチの孔雀の尾の羽のない部分(チュールの布になっています)がなくて下が見えてたら、もっと上の賞に行けたのよ。』

とのことでした。

(°_°)!

そうか!私が感じていた違和感の正体はこれだったんだ!透け感、抜け感、それが大事だったんだ!

私にとってコスチュームジュエリーはちょっとチャレンジしてみたもの、でした。

ハンドバッグとお揃いだといいかも、ドレスや靴、あるいはお着物なら半衿や草履、帯留め、そういった装飾品(バッグも含めて)をトータルにやれれば素敵、という意識でした。

そんなアバウトなものではなく、やはりそれぞれ深い研究が必要なのだと感じました。

今回、プロの先生のご意見が聞けたのは本当に幸いでした。

さらに日柳先生は他の方にも、『作品にはストーリーが必要なのよ。それはちゃんと審査員にも伝わります。』また、『後ろの留め具など見えない部分も手を抜かないでくださいね。』とおっしゃっていました。

これは日頃から私も意識していることなので、とても共感できました。そして、本来の自分のフィールドではないと感じているところにちょっとお邪魔させていただくことも、とても勉強になるとしみじみ思いました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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