半襟『唐花と雪輪』4 完成!

とうとう『唐花と雪輪』、完成しました!

シックに、と思っていたのにやっぱり華やか。

これがやっぱり私なのかな

きっと私のからだの中の『色のタネ』は軽やかでキレイなものなんでしょう。

とても気に入っています。

今回刺しながら何回も心に浮かんだのは『静謐ーせいひつ』という言葉。

人間のすることは、国が違えど似通っていることがたくさんあります。

やはり日本刺繍とヨーロッパ、他のアジアの国々、また南米の刺繍にも同じテクニックを使っているステッチがあります。

けれど同じに見えて全く同じではありません。

私の私見ですが、スピード感、躍動感、生命力をストレートに前面に出す西洋の刺繍に対し、日本のものは『静謐』が重要視されている感じがします。様式美、が近い感覚かもしれません。うまく言えませんが (*´ー`*)

今回の作品ですが、自分では「変わり水玉」的なものを作りたい、と思って完成させました。完成作品を見て、あ〜、と気づいたことがあります。

令和皇室のお代変わりの報道に随分影響されていますね!

十二単の模様(→唐花や雪輪の丸いデザインに)や皇后陛下のお衣装の配色(→蝶々の配色)が私の中に入り込んで今回の作品に無意識に投影されたのだと感じました。

自分でも驚きです。

 

ところで、前回作成した『枝垂れ桜の半襟』の全体像をお見せしていませんでした。

こちらです。

自分でも思いますが、半襟って、身につけるとちらりとしか見えません。

ちょっと勿体無いような……..。

それでも作品としてトータルに素晴らしいものにしたい、とやっぱり頑張ってしまいます。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

 

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