とうとうベビーコアラとオレンジ色の蝶々の刺繍が完成しました。
可愛い仕上がりになってとてもhappyです。ママコアラにしがみつくベビーコアラにオレンジ色の蝶々が遊ぼ、と誘いに来た、という設定で刺したのですが、楽しいものになりました。
背景のこっくりした黄色が秋らしいと思います。丁寧にビーズを刺し埋めたら、コアラが浮き出て、生き生きしています。
さらに糸の美しさやリボンの可憐さが再認識できて、自分が刺しているのにワクワクして、いつまでも見ていたくなりました。
こんな風に物語を設定して刺すのはとても楽しい経験でした。
元はと言えば、友達の友達が、『コアラが好き。コアラのバッグがあればいいのに。』と何気なく言った一言で刺してみようと思ったのです。
コアラ、確かにありそうでなかったな、そう思いました。
インスタやピンタレストを見ていると素晴らしいテクニックを駆使した美しい作品がたくさんあります。
私らしいもの、何処かで見たことがあるようなものではなく、見た人がすぐ私の作品とわかるもの、そういう作品を作りたいといつも考えています。
そして、物語があり飽きずに眺めていたくなるもの、作品自らが鑑賞者に語りかけてくるもの、これからもそれを目標に作品作りをしていきたいと思います。
さあ、11月9日からの自由が丘での個展に向けて、前回のイコンとともに革と組み合わせて形にします。
ぴったりの革を探しに明日から問屋街を回ります。しばらく刺繍はお休みです。いい革がありますように!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)