パンジーの刺繍コサージュのためのサンプル刺し

モノトーンでパンジーを刺繍し、コサージュを作ろう、と決めてから随分かかりましたが、やっとサンプル刺しができました。

 

パンジーのメインの刺繍は美しい糸刺繍で、ビーズやスパンコールはそれを引き立てる程度に。シルクチュールの花びらのものも刺してみました。ブレードを利用して、アクセントになるリボンをモードな感じで添えよう、と計画しています。

そして、コサージュだけではなく、ストーリーを持たせて、ブレスレットやネックレスもパンジーモチーフを利用して作ろう、と思っています。パーティーバッグもいいな。色々なものに展開できるのが自分の強みだと考えています。

 

しばらく写真に夢中で、刺繍していませんでしたが、色々なお店やイベントに顔を出して材料を買いためていました。

写真からも色々なことを学べていると思います。

そのものが持っている一番美しい面を見つけて引き出す、物語を構築する。

こういったことは、刺繍する上で大事なインスピーレーションになっています。

 

写真のパンジーはこれからカットして、組み立てます。カットワーク部分にワイヤーを入れているので、立体的に造形することができます。

まだサンプルなので、修正点を見つけたり、黒やグレーの花や後ろ向きの花、つぼみや葉なども材料を決めて刺したり、やることはたくさん有りますが、とても楽しい作業です。

 

自分でも不思議なのですが、刺繍だけしていた時より、写真を撮ったり、革を扱ったりと寄り道をすると、なぜかより刺繍が上手に、楽に、呼吸するようにできている感じがします。

図々しいのを承知で言えば、人間的な、精神的な余裕が膨らんでくる?からなんでしょうか(笑)

久しぶりの刺繍があまりに楽しくて、『こんな事をしたくて私は生まれてきたのかも』なんて思ってしまいます。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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