デザイン練り直し、違和感のあった『青い森のうさぎ』

個展用のチラシに載せるため、バッグの写真を数点撮り直しました。

その中で『青い森のうさぎ』のポーチがとても気になりました。

実はこれ、お世話になった方にプレゼントしたものです。なので、個展までということでお借りしています。

久しぶりに見て、愕然としました。こんなつまらないものをプレゼントしていたのか!とショックでした。うまくは言えないのですが、なんだか魅力がないのです。完成した時は素敵!と思えたのですが…….。

どうしてかな、と作品をよくよく見て気がつきました。ファスナーを支えるグレーの革のすぐ下部分が、刺繍土台布がむき出しで、まるで作成途中のようで中途半端な印象です。

今より革の縫製に自信が持てなくて、本来なら革ギリギリまで刺繍するところ、刺繍部分をミシンで縫い込んでしまうことを恐れて、間を空けてしまったのでした。

自信のなさが作品をつまらなくしていたのです。耐えられない!と刺し足すことにしました。綺麗、と以前ストックしておいたアクリルボールと、ちょっと渋めの大きめサイズのベネチアンビーズを縁飾りのように刺したら、ぐっと素敵になりました。

気にかかることがあったら、すぐアクションすることが大事だと痛感しました。

こんな風にバッグ持ち手にかけて使えるように、と作ったものです。ちょっとしたものも入れられる、実用的なバッグチャームといったところでしょうか。スタイルに合わせて、いろいろなデザインのものをかければ、とても楽しいと思います。

今回刺し足した部分と同じボーダー刺繍をセンターに入れて、斜めがけできるような華やかな持ち手をプラスすれば、パーティにも良いな、と思えました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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