個展も終わり、少しずつ身の回りを片付け、リフレッシュしたい!と気持ちの良い初冬の週末、二つの美術展へ行ってきました。
フェイスブックで見かけた綾小路有則氏の個展と”フランス宮廷の磁器セーブル、創造の300年”展です。
まずは代官山のギャラリー、サロン・ドゥ・コロナで開催されている綾小路氏の個展へ。
この2点が展示作品の中で私が気になったものです。
こちらは”Pleiades Opal”
こちらは”エメラルドフォーゼ”
CGによる版画だそうです。なんとも魅力的ですね。人によっては”熱さや音を感じる”のだそう。確かにセンターの光を見つめているとそんな気がしてくる感じです。
綺麗だったなあと余韻に浸りながら、セーブル展の開催場所のサントリー美術館へ。
美術館のある東京ミッドタウンはすっかりクリスマスでした!これは小さなサンタクロースのお人形を集めてツリーにしてありました。こんなツリー、楽しいですよね。
そして、セーブル展へ。写真撮影は当然禁止ですが、一部許されている20世紀の作品エリアがあり、やっぱり撮ってしまいました。
ダンサーをモデルにした(画面後ろの青い蝶みたいなものがダンサーの映像です)美しい白磁のテーブルのセンターピースや優しい色合いの壺。
マリーアントワネットの時代からの、ゴールドの縁取りのあるデコラティブな美しい陳列された磁器をたくさん見たのですが、21世紀に暮らす私にはこの20世紀の優しい作品が正直しっくりくるな、と思いました。
セーブルは時代を代表するアーティストと常にコラボしてきたそうですが、こちらの草間彌生とのコラボ作品には思わず笑みがこぼれました。なんだか可愛いですよね。こんなアバンギャルドな作品もセーブルなのだと思うと、やはりブランドを継承していく力ってすごいなあと感じました。もちろん、草間彌生も素晴らしい芸術家ということですね。
そして特に惹かれたのがこれです!
私はカラフルな色使いのものにとても弱いようです。ストールを広げるこの女性像に目が釘付けになりました!可愛い♥
ころんとしたおにぎりのようなフォルムに美しい色!このままパーティバッグにしてみたい、と思いました。底は楕円まちで、マントの後ろをぐるっとファスナーにして、とアイディアが湧いてきます。これ、次回作のモチーフにしてみようかな。