以前もブログに書きましたが、絹糸を上手に扱いたくて、日本刺繍を始めました。
世界を舞台に活躍され、多くのデザイナーに影響を与えていらっしゃる長艸敏明氏で有名な京繍、また加賀繍など日本刺繍にも色々あるようですが、私が始めたのは江戸刺繍です。先生は沖文先生です。下の写真は先生からの課題です。
色を自由に選ばせていただけるのが嬉しいです。
それぞれの地域の日本刺繍に大きな違いはないようですが、絹糸をふわりはんなりとよる京繍に対し、江戸刺繍は多少強めに糸をよるのだそうです。
沖先生のお話によると、先生の生徒さんが、長艸先生のワークショップに出て糸をよったら、『きっついよりやなあ。』と言われてしまった、とのことでした(笑)
刺繍に詳しくない方がご覧になったら、『糸をよる?』と思われるかもしれませんね。
実は日本刺繍のテクニックそのものはフランス刺繍とあまり変わらないのですが、最大の違いは自分で絹糸をその都度よって使う、ということだと思います。
なんといっても、絹糸そのものが蜘蛛の糸よりずっとずっと細いのです。(と、私は感じます)絹糸はみなさまご存知、蚕ちゃんが出している糸ですね。それを複数より合わせて一本の糸にして使います。
それは慣れないととっても難しい作業で、今は四苦八苦している真っ最中です。
なかなか均一によることができません。おまけによりの強さで、ツヤどころか色まで変わってしまうんです(;_;)
う〜ん、練習あるのみです!