沖文先生の日本刺繍の課題『藤』完成まで

一月から取りかかっていた日本刺繍の課題が仕上がりました。

沖文先生のお持ちになっている図案集の藤を、少しアレンジしました。

色を好きにして良いのがこの刺繍の良いところ!

まず枝を銀色、藤の花は紫で

陽のあたっている花をイメージして、メタリックな色金の紫色をまず配置しました。

それに合わせて赤よりの紫、青よりの紫糸をチョイス。

全て紫系の色、と最初考えたのですが、試しにのせたピンク系、ダークレッド系もなかなかなので、混ぜてみました。

色合わせって本当に楽しいです

思いもよらない色がうまくハマった時は神様の力を感じます。(言うよね〜、って古いか。(゚´ω`゚)゚。

次は葉っぱ!

やはりグリーンの濃淡に、ややグレー目の色を混ぜてみました。

葉も花も決まった!

と思ったのですが、少し問題が……………。

葉の周りを駒がけと言うテクニックで刺すよう指定されています。いわゆるコーチングステッチです。

枝に合わせて銀糸で刺してみたのですが、せっかく刺した美しい葉の色が奥に引っ込んでしまって、映えないのです。

なんだか藤の花まで冴えないカンジ(T ^ T)

藤の花の色が割と渋めなので、葉を黄みよりの色にしたから、銀糸じゃ合わないのかな?

ちょっと遊んで黄色いおサルさんにお花見をさせてみました。

温かみのある黄色、この藤に合いますよね!

つまり銀糸じゃなくて金糸だ

と気づいて、葉の周りを金糸で駒がけすると

こんなに素敵。

花びらに小さな切れ込みがあったのですが、明るい色調のダークレッドを花芯として刺すと、生き生きした藤の花が完成です!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

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