学んで半年が過ぎました。
日本刺繍の今回の課題です。
流水に紅葉紋、伝統的な秋模様です。
テクニックの指定があり、図案を渡されます。
今回は流水にまつり縫いというテクニックを使っています。角度をつけながら縫い進んで行きます。なかなか難しいです。
でも、刺しているとリズムを感じて、うーん、刺繍ってやっぱりダンスだな♥と思います。
パンパンに布を枠張りしているので、針を刺すたび気持ちのいい音がして、その思いはなおさらです。
色は全く自由で良い、というので秋が感じられるグラデーションにしました。
流水は立体感が出ますし、紅葉は命が吹き込まれる感じがします♪( ´θ`)ノ
写真ではちょっとわかりにくいのですが、銀糸で水玉を刺しています。銀糸はそれだけで立体感が出るな、と感じました。金糸は意外にも他と馴染むな、などなど、今更のように気づく点がたくさんあります。
日本刺繍の絹糸は8千色あるとも言われます。
独自に混ぜ合わせたり、糸のより方で光り方が変わり、色まで変わるように感じるので、実質無限にあると言えます。
今回もオレンジとグリーン、薄い黄みグリーンと濃いグリーンなどを混ぜ合わせて独自の色糸を作りました。
今まで、様々な材料を使って色々な刺繍をしてきましたが、こんなに多彩な材料は他にはありません。
絹糸を上手に扱いたくて始めましたし、日本刺繍だけにこだわるつもりは無いのですが、結局私は『色』が好きなのだ、だから刺繍に魅せられるのだ、とあらためて感じました。
これ、とっても幸せで、素敵な瞬間でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)