ヒヤシンスの刺繍ブローチ、着々と刺し進めています

日本刺繍やスタンプワーク刺繍の課題、家族の引越しなど様々なことがあり、遅れていたヒヤシンスのブローチ、やっと手をつけることが叶って今着々と刺し進めています。

小花の数は25個。

白い絹糸のもの、白絹糸に銀ラメ入りのもの、ラメ糸で刺した上にビーズを刺したもの、の3種類で刺しています。お花に奥行きを持たせたいのです。

絹糸は習いたてですが、日本刺繍の要領で頑張ってよっています。よりの出来で光沢も変わるので真剣です。でも、楽しんで糸よりしています。

まだ、輪郭は白いワイヤーが見えていますが、佐賀錦の織り糸でかがりステッチをします。

それが終わったらモチーフをひとつひとつカットして、花芯を刺し、まとめて花穂にします。ヒヤシンスですもの( ^ω^ )

花穂の作り方はスタンプワークから思いつきました。いろいろ学んでいることがスキルになってるなあ

私の中では、オートクチュール刺繍って、全ての材料、全てのテクニックを使う、という定義です。

でも、一般的にはパリコレなどで見るビーズやスパンコールを使うものを指すことが多いので、私がやりたいのは日本刺繍の絹糸をもう少し主役にした、全ての材料、テクニックを取り入れたジャパニーズオートクチュール刺繍かしら、なんて一人考えています。

ところでこの作品、まだ葉っぱも刺さなきゃいけないし、今月中にできるのかなあ。(^◇^;)

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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日本刺繍『桜』の課題仕上がりました。技術の理解が深まっています。

日本刺繍の課題、「桜」仕上がりました。課題とはいえ、好きな色で刺させていただけるので、本当に楽しいです。

ちょっと王朝絵巻風に遊ぶとこんな楽しい絵になります。タイトルは『桜の木の下で』

この刺繍の理解がレッスンを受けるたび深まり、たまらなく面白くなっています。今まで学んだヨーロッパ刺繍、オートクチュール刺繍の表現の幅を広げたいと学び始めたのですが……….。

もっと早くに習えばよかった〜( ^ω^ )♥♥♥

日本刺繍って絹地に絹糸で刺すだけで、フランス刺繍と同じだよね、なんて考えていた自分が恥ずかしいです。

   確かに、『ぬい切り』は『サテンステッチ』

       『割ぬい』も『ちょっと変形サテンステッチ』

       『駒掛け』は『コーチングステッチ』

       『さがらぬい』は『フレンチナッツ』

なのですが…….。

なんといっても、刺繍糸を自分でよって作る、そこが大きく違います。おまけにその輝きはなんとも言えないぐらい上品です。

京繍では14スガ、江戸刺繍では12スガ。1スガというのは蚕が出す糸のことです。それを14本なり、12本なりに束ねて一本の糸として売っています。それを何本か自分で束ねてよって、やっと使える糸にします。

昨日受けたレッスンで、さらに自分の好みの太さや、異なる色をより合わせて新色を作る方法なども学びました。糸は8千色あると聞いていましたが、事実上無限だということです。本当にこれだけでも感動です。そして日本人の古来からの色彩に対する感受性の鋭さに脱帽です。

長艸先生のドキュメンタリーで糸をよって新色をつくるシーンを見てはいたのですが、やはり自分でやってみると実感できます。

私は京都で買った糸をたくさん持っているので、太さの違う東京で買ったものとうまく組み合わせるため工夫したり、テクニックによって使い分けられるようになりました。

例えば、コロンと可愛いさがら縫いにしたいときは太めの京都の糸を使う、とかです。そういえば、長艸純恵先生は、『太さが違うから、東京の糸は使いません。』っておっしゃってたなあ、なんだか京都人らしい(笑)

でも、先週の貴了庵見学で、糸のより方への悩みがちょっと吹っ切れました。少し自信や余裕が出てきたようです。まだまだ下手ではありますが。長艸敏明先生、純恵先生、ありがとうございました。

ところで、お願いしていた職人さん手ずくりの日本刺繍専用のハサミがやっと届きました。

可愛いですよね〜♥

しかもとってもよく切れます。お道具マニアの私としては、よだれが出そうなくらい嬉しいです。

ハサミの下の糸は”かせ”の状態のままの、ピンクと白のむら染めの絹糸です。これを手作業で1時間くらいかかって糸巻きに巻きました。

まだまだ手元には”かせ”の状態の糸がたくさんあります。今度は糸繰り機が欲しくなってしまいそう(^_^;)

とりあえず課題が終わったので、明日からはまた自分の作品制作です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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スタンプワークの課題『ヴィオラ』完成しました。もこもこ立体の半襟のお話も。

先月よりのスタンプワークの課題、『ヴィオラ』完成しました。

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

今回のレッスンは組み立てだけでした。

やっぱり刺繍って立体になると抜群に可愛いです

嬉しくって、ドラゴンのフィギュリンで遊んでみました。まるでヴィオラとドラゴンが楽しくおしゃべりしてるみたいでしょ(o^^o)

先週伺った京都の長艸繍巧房 貴了庵の長艸純恵先生に、私の作品のモノトーンのコサージュをお見せしたら、『昔の職人さんが同じようなものを半襟で作っているのよ。昔は着物ばかりだったから、職人さん同士、技を競い合ったの。』とおっしゃっていました。

でも、モノトーンのパンジーといい、今回のヴィオラといい、こんな盛り上げてあるものを半襟につけていたのかな。

いつの時代も、女性のオシャレはハンパないですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 

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日本刺繍京繍の伝統工芸士長艸夫妻のアトリエ兼ギャラリー、長艸刺繍功房 貴了庵に行ってきました

祇園祭り迫る、熱気あふれる京都に行ってきました。

街は祭りに向け準備に余念がなく、デパートのショーウインドウはもとより、宵山の灯篭もどきがあちらこちらに(^_^)

四条烏丸の大丸デパートのショーウィンドウです。

これはお菓子のパッケージです。下の山鉾巡業のイラストは、お土産店のディスプレイパネルです。

地下道にもこんなかわいいディスプレイが。

さすが国際観光都市京都ですね。街をあげての祇園祭推し、です

でも、今回の私の目的は祇園祭ではありません。

私の作品を見たい、と言ってくれた友人二人に作品を見せることと、前々からの念願だった日本刺繍、京繍の伝統工芸士ご夫妻のアトリエ兼ギャラリー『長艸繍巧房 貴了庵』に行くことです。

このアトリエのあるじ、長艸敏明氏は1994年、パリのバガテル城で能衣装と小袖展を4ヶ月間行い、翌年にはパリのエルメス本店のショールームで能衣装を展示、さらにデザイナーに請われてジャン・ルイ・シェレルのドレスの刺繍を担当したというすごい方です。さらに祇園祭の山鉾の見送り幕や、飛騨高山の屋台懸装など文化財の修復もされています。

ただ当時は全く私はそのことを知りませんでした。まだ刺繍を学ぶ前でした。

ただ、1989年前後くらいに購読していた『エルデコ』というインテリア雑誌に『繍司の家』というタイトルでご夫妻の記事が出ていたのです。

とても美しかったので、そのまま大切にファイルしていました。

この竹生島模様の能装束にとても惹きつけられました。20年前の雑誌の記事なので美しさがいまいち伝わらないかもしれませんが……..。

その後、何度もいろいろな美術館で能装束展を観に行きました。思えばこれが原点だったのかもしれません。

これは貴了庵でいただいた刺繍作品の絵はがきです。

お邪魔した貴了庵は風情ある町屋造り。前述の友人二人を引っ張っていきました。平成21年にオープンしたこの施設を見学可能と知ったのはつい最近です。それでも20年越しの願いが叶うとあってハイになりました。

ところで自宅から京都に向かう前日、ついていたテレビを消そうとしたら、なんとBSで、長艸氏のパリコレ参加のドキュメンタリーをやっていました!まるで天啓のような偶然、予習しなくちゃ!と視聴しました。ホントびっくりです。こんなことってあるのですね。番組は2002年のものでした。

お会いしたお二方はとっても気さくで、私のメチャメチャ初心者な質問に丁寧に答えてくださいました。

一番印象的だったのは、糸のより方に付いてでした。

京繍は江戸刺繍より糸よりが緩やか、と聞いていたのですが、そんなことはなく、刺すものによって、ということでした。長艸家はもともと能装束を刺す家のため、糸をよらないでそのまま刺す(それが能衣装の決まりだそうです)能衣装の作品がよく紹介されていたからなのでしょうか。

また、京都と東京では糸の太さが違うそうです。これは京都で以前糸を買った時に感じていました。

蚕が出す糸を一本の糸として束ねる本数が違うそうです。

糸は両手を使ってよるのですが、手のひらで転がしその先の指は糸を迎えに行く、ということでした。今度よるときは意識してみようと思います。もっとも、されない方にはなんのことかさっぱりわからないとは思いますが。(^◇^;)

他にも色々お話は尽きず、あっという間に楽しい時間が過ぎました。一緒に行った友人たちは刺繍をしていないので、あまりにもマニアな会話はどうかと心配でしたが、それぞれ楽しんでくれたようでした。

ただ、会話に夢中で肝心の作品をじっくり鑑賞できなかったことが心残りです。でも、また行けばいいや、と思いました。

その後、錦市場で友人と食べ歩きをしました。

京都生まれ、京都育ちの友人の話では、この市場の賑わいは近年のものだそうです。外国人がいっぱい!

とにかく京都は今更ながら、たくさん魅力的な顔を持つ、心ときめく素敵な街です

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

 

 

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2018靴磨き日本選手権大会第3位のアルチザンに靴を磨いてもらいました

実家のある静岡で、面白いお店を見つけました

Y’s Shoeshine[イーズシューシャイン]

静岡県初の靴磨き専門店です。

東京都内ならこういったお店は珍しくないのかもしれません。

 

静岡伊勢丹で靴を買いました。(バーゲンです( ^ω^ )

その時、靴売り場の店長さんに、履いていたお気に入りの白黒コンビの靴のお手入れがわからない、と相談すると、このお店を紹介されました。

『ちょっと高いけど、びっくりするくらい綺麗になりますよ。2018年、靴磨き日本選手権大会第3位になった人です。』

⁉⁉( ゚д゚)⁉( ゚д゚)((((;゚Д゚)))))))‼

それは凄そう‼そんな選手権があったことさえ知らなかったけど、ぜひともいかなきゃ!と早速向かいました。場所は静岡市葵区伝馬町です。

サラリーマンだったけれど、好きが高じてこの仕事に、とのことでした。

内装はシックなヨーロッパ調。ちょっと一見さんを受け付けない、紳士の隠れ家的な雰囲気です。

私なんかが紛れ込んでごめんなさい!!

インスタ映えが第一の昨今、二十歳くらいの若い女の子がいきなり店にやってきて、絵になるからと靴も磨かせず、写真だけ撮らせてくれと言ったそうです。

店主は厳重注意して断りました、とちょっとユーモラスなニュアンスで話してくれました。

ご自分の仕事に高いプライドと情熱を持っているのがわかります。

若くてお洒落で職人というより、アーティスト気質のアルチザン。静岡だけでなく、東京都内でもデモンストレーションの予定がおありのようでした。

靴のお手入れ方法や、神奈川の私の家に近い靴修理の名人(ちなみにその方に会われたことはないそうですが、仕上がった靴を見れば腕のほどはわかる、とのことでした。)の情報など教えてもらい、私の靴はピカピカになりました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

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今月の日本刺繍の課題、京橋で糸を買い足しバタバタッと仕上げました

例のごとく、必死で糸よりをしながら課題に取り組んでいたら、きゃあ糸がない!

蕾を支えるがくを鶯色で、と思っていたのですが、刺したらなんとも嫌な感じ。緑よりのベージュにしたいと思いました。小枝のゴールドとも相性がいいし。

という訳でさっそく京橋の越前屋さんへ。いつもながらのことですが、やっぱり神奈川の我が家からじゃ遠いな、と思いつつすっ飛んで行きました。(それでも行ける範囲なので、とてもありがたいです。(^_^;)

江戸時代からの老舗のこのお店は本当に頼りになります。

思い通りの色をゲットしてとんぼ返り。

できたできた!課題はオリジナルと違って、やることが決まっているのであまり時間もかからず苦になりません。

完成は来月のレッスンかな?

インスタ用にこんな風にアレンジして遊んでみました。

昔むかし、京都でゲットした竹久夢二人形を桜の下に佇ませてみました。なんだか雰囲気あるでしょ?

今、東京駅ステーションギャラリーで『夢二繚乱』展が開催されています。京橋からは目と鼻の先ですが、他にも用事があり、行けませんでした。(´;ω;`)ザンネン!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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日本刺繍、沖文先生の課題『桜』奮闘中です

スタンプワークと並行してレッスンしている、日本刺繍(江戸刺繍)の沖文先生の課題、『桜』を刺しています。

ちょっと季節外れのテーマなので、涼しさを感じられるよう、ガラスの亀さんと一緒に制作途中を撮ってみました。

『Cherry Blossoms in Summer』です

まだまだ刺さなくてはいけない花びらがたくさんあります。(自分の作品だって刺さなきゃいけないのに!)

写真を撮ってみて、今更ながら糸の美しさに惚れ惚れしました。

全く加工なしでこの艶やかさ、美しさです。

一般的な木綿の糸、ウール、キラキラ美しいシルクレーヨン糸、モール、麻糸、ラメを加えた糸。もう20年様々な糸やビーズやスパンコールを使って刺繍してきました。

光る素材はさんざん使ってきたのに、すっかり絹糸の上品な輝きに夢中です。

以前にも書きましたが、例えると数ある宝石の中の、まるで真珠のようです。

しかも、その艶、輝きを決めるのは私自身なのです!

日本刺繍では使用する糸は自分でよって使います。そのより方で輝きが違ってきます。しかも、悲しいことに均一によらないと凸凹したり、光が乱反射して美しくありません。

刺繍のテクニックより何より、糸を均一による、この点がもうメチャメチャ難しいのです。私は四苦八苦しています。

これが糸をよるための道具です。この絹糸を一本ずつ合掌の形にした両てのひらに挟み、そのまま手をこすり合わせて糸をねじり、ねじった2本を一本にするべくまたまたねじります。

字で書くともどかしいですね。具体的にお見せしたいです!

うっかり手を離したりするとぐちゃぐちゃになり、最初からやり直しです。うっかりがかなり多いです。

( ̄◇ ̄;)!!!!!!!!!!

手のひらが湿り気を帯びていないとうまくできないので、しょっちゅうおしぼりで手のひらを潤します。

一本をねじり、もう一本をねじる際はねじり終わったものを歯で押さえます。刺繍とはいえ、なんだか全身を使って修行しているような気になります。

でもね、楽しいんですよ、これが

つい先日、フジテレビ系で放送されている『ミライモンスター』という番組を観ました。17歳の未来を嘱望されているバレリーナを目指す女の子が出ているドキュメンタリーでした。過酷な練習に打ち込む彼女に、なぜバレエが好きなのか聞くと、『おしゃべりとかは苦手だけど、バレエなら自分が表現できるから』と答えていました。

私も、そうそう!そうよね!自分を表現できるよね、それって本当に素敵なことで、楽しいんだよね、とテレビの女の子に相槌を打っていました。(笑)

自分で言うのもおかしいですが、私は本当に幸せ者です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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スタンプワーク『ヴィオラ』の課題、着々と進んでいます

スタンプワークの課題『ヴィオラ』、パーツ刺し終わりました

自分の作品を作る合間に刺していますが、気分転換になってなかなか楽しいです。

あとはカットして仕上げです。左上にちらりと見えているのが土台の刺繍です。組み立てると可愛いお花が咲きます。ただ課題なので、組み立てはレッスンのある来月です。

イギリスの刺繍なので、敬意を表してルイス⋅キャロルの不思議の国のアリスの3月うさぎにも登場してもらいました

今回のレッスンではしみじみ刺繍の面白さ、奥深さを思いました。

写真では紫と黄色の花びらをロングアンドショートステッチで刺しています。糸をたくさん重ねて、コロンと小さなかわいいマカロンのようです。

でもこれは私にはとっても衝撃でした。((((;゚Д゚)))))))

初めて刺繍というものを教えていただいた、ヴォーグ市ヶ谷校の開田美代子先生に、『糸を重ねるのは野暮!糸を重ねてはダメ、重ねるくらいなら穴が空いた方がいい。』と教えられていたからです。

でも、スタンプワークのレッスンでは先生から、『穴を開けちゃダメ!糸を重ねて重ねて!』と、指導されたのです!

そもそもロングアンドショートショートステッチって何?と思われた方のために、今回のテキスト(森本さちこ先生主催のクリエイティブ イングリッシュ ニードルワーク スタジオのものです)から、下にそのテクニック解説部分を載せておきます。

このステッチは広い範囲を刺し埋めるため、また質感を出すため写真のように上から下に糸を刺していきます。

まず何と言っても以前習ったフランス刺繍との大きな違いは、一段目を下から上に刺すことです。スタンプワークではサテンステッチもそうです。基本、花や葉を、先端からではなく根元から刺します。

日本刺繍もオートクチュール刺繍も私の経験してきたあらゆる刺繍は普通その逆から刺します。

思うに、この刺繍はカットすることが前提だからでしょう。カットするキワからではなく、残す方から刺してカット部分に細心の仕事をしやすくするためだと思います。

なので、カットに関わりのないロングアンドショートステッチの2段目は、もうその他の刺繍と同じく上から下に刺すのですね。

最初に開田先生から習ったフランス刺繍では、盛り上げてふっくら刺したいときは、下に糸であんこがわりに隠しステッチをします(スタンプワークでも、サテンステッチでは同様です)ただ、糸は重ねないよう厳しく指導されました。

でも今回はカット前提のスタンプワーク、別名raisedwork(盛り上げた刺繍的な意?)とも呼ばれているくらいです。当然糸を重ねる刺繍なので下にあんこを入れなくても自然にふっくらするわけです。

設計思想、というと大げさですが、その意味を理解できればしめたもの、この刺繍はこういうもの、と理解するととても楽しく感じられます。

正解は1つではなく、目的に応じて色々あるわけです。今同時に学び途中の日本刺繍でも、また面白いことがあるかもしれません。様々な刺繍を経験することは私自身をとっても豊かにしてくれます。

本当に刺繍って楽しい!(o^^o)

さあ、日本刺繍の課題もやらなっくっちゃ

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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モノトーンのヒヤシンスの刺繍ブローチ制作過程その2サンプル刺し

モノトーンのヒヤシンスの刺繍ブローチの制作過程その2です。

サンプル刺しをして、カットしてみました。

モチーフの大きさをわかっていただきたくて、そばに真珠のリングを置いてみました。

この写真の左下2個が絹糸で刺したもの、右上3個が絹糸で刺してビーズで縁かがりをしたものです。

やはりカットするなら、糸だけのものでは美しくあがらないので、かがりステッチが必要そうです(^_^;)

それをするとちょっと大きく見えちゃうかな〜と思ってしなかったのですが…….。

ビーズをつけたものはキレイにカットできるけど、中の糸の良さが伝わらない。ヒヤシンスらしく整形すると、見える糸部分がとっても少なくなっちゃうのです。

サンプルでは真っ白な絹糸と、白に銀のラメが入ったものと2種類使っていますが、違いがわからないですよね。

また、ヒヤシンスは小花がたくさん集まっている造形です。ビーズのものばかりでは、息がつまる感じで可愛くない!やはり、糸刺繍したものと混ぜて、お互いを引き立てあうようにしたい。

などなど、実際刺してみて初めてわかることや、出現する課題がたくさんあります。

もしかして、やっぱりとんでもないことしようとしてるのかな、いえいえ、うまく着地点を見つける作業もまた楽しと、やせ我慢やせ我慢(^。^)

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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モノトーンのヒヤシンスの刺繍ブローチ制作過程その1

モノトーンのヒヤシンスの刺繍ブローチ、まずはお花部分のサンプル刺しをします。

独立した小花をたくさん刺すのですが、様子を見るため、とりあえず5個ほど刺してみます。

そのため、花びらの輪郭部分に細いワイヤーを止めつけました。ワイヤーを形作るのがちょっとタイヘンです。いずれヒヤシンスらしく花びらをカーブさせたいので、気が抜けないところです。

これからステッチをしてカットして様子を見ます。ステッチはコントラストが出るよう2種類を考えています。とはいうものの、この小ささ!写真の中の針と大きさを比べて見てください(^_^;)

なんか無謀なことをしようとしているのかも、と我ながら思いますが、いいえ、過去の経験から多分大丈夫、と思い込んでいます。

ファイト!私 (笑)

 

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