金封ふくさ『玉取り唐獅子』2

唐獅子の顔としっぽ部分が刺せました。

まだ細かい調整が必要ですが、だいたいOKです。

他はほぼ決まっているのですが、問題は唐獅子の体の色。

オレンジと決めていますが、オレンジだけで15色くらいあるのです。σ^_^;

釜糸の縫い切りで刺し埋めて切り押さえをして、その上にさらにオレンジ色の色金糸で獅子紋を刺す予定。オレンジの色味によっては赤の色金もカワイイし、ブルーの色金もカッコイイかも。

いつもはあまり色で悩まないんだけど、今回は悩むな〜。

本人に決めさせようかな。

 

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』完成!

ついについに利休バッグ、『ティアラと蝶々』完成しました!

インディアンになって篝火の周りを踊りまくりたい感じ〜、です (((o(*゚▽゚*)o)))ウレシ〜♥

どうですこれ!

日本人は謙遜するのが美徳だけど、そんなこと無視無視!

よくできました!

だって、バッグ作りは2年ぶりだし、初めて作るバッグだし、先輩から簡単な型紙をいただいていたとはいえ、全て作り直したし、デパートの和装小物売り場を3件まわって店員さんから情報を聞き込みしたし、メルカリで安いバッグを2個買って分解して作りかたを調べ、SNSで作ったことのある人のブログを読んで参考にして、考えて考えて考えて作り上げました!

めっちゃ集中した〜!

最初は作った経験のある先輩二人に教えてもらおうと思っていたのですが、お二人ともひどく忙しく、『もう作りかた忘れちゃったわよ、あなたもうできるはずよ。』と言われてしまいました。

そうか!甘えてちゃダメだ!私だって最近休んでたとはいえ、結構キャリアあるじゃん、できるはずよ!と頑張りました。

本当にね、できちゃったんです。

すっかり忘れていたような些細なことまで思い出し、お店に並んでいるものと遜色ないものができたと思います。

少し課題ももらいパーフェクトではないけれど、一作目としてはバッチリ、です。

ふっくら可愛い感じにしたくて色々な芯を調整しながら使った使った!しかもこのバッグはふっくらも大事ですが、ぱあんと箱型でかなり硬い部分も共存しているちょっと厄介なバッグです。

使い勝手の良い芯材を材料屋さんに紹介してもらってとても助かりました。知らなかったら美しい形にならなかったかも……..。

そして、考えながら作ることがなんと楽しかったこと!

こんな事が出来ちゃうようになっている自分と、育ててくださった先生方、先輩方にしみじみ感謝しています。(自分はズーズーしいかな、いえいえ!)

こういった初めてのバッグは2回3回と作ると理解が深まって早く正確に作れるようになります。

今回は黒地のバッグだったので、次回は白地のものを作りたい。実はもう刺繍のデザインも決めています。

玉取り唐獅子の金封ふくさができたらそれに取り掛かるつもりです。う〜ん、でも、オートクチュール刺繍で作りたいネックレスもあるし、(こちらももうデッサンしてあります)体が2つあったらいいのになあ。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程8縫って縫って縫って

忙しくて手が止まっていた利休バッグ『ティアラと蝶々』、やっと再開です。

縫って縫って縫って、やっとここまでこぎつけました!

実はバッグを縫うのは2年ぶりです。しかも利休バッグは初めて。

このバッグは中縫いをしてひっくり返すのですが、とっても堅〜い芯を入れて最後に丸く形作った角を綺麗に出さなくてはならないので、ドキドキです。

試作品をあっちこっちひっくり返して返して返して、考えて考えて考えて……(・・;)

小物を作り、いろいろな種類の芯を貼り合わせ、内袋を縫ったりファスナーをつけたり。

持ち手をつけるための力芯の縁を専用包丁で本体にフィットするよう漉いてみたり。

そんなこんながこの写真たちです。

2年もバッグ作りから離れていたので不安でしたが、やっていくうちに色々思い出し、道具たちもスムーズに動いてくれました

明日、頑張ったら完成するかも!((o(^∇^)o))

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FMやまとに出演しました!

2月7日(金)、FMやまと(77.7MHz)の番組『スマイル♪』の『街ナカ☆ハッピーレポート』コーナーに出演させていただきました。

昨今話題の市立図書館、神奈川県大和市の『シリウス』にあるFMやまとのサテライトスタジオでの生放送への出演でした。

写真、撮り忘れちゃった〜。゚(゚´ω`゚)゚。

もちろん、番組の方が撮ってTwitterにあげてくださったのですが、私も撮ればよかった!

それはともかく可憐なパーソナリティーの小川恵生さんと楽しくおしゃべり。プロの方の発声は力強く美しく、当然と言えば当然ですが、感動しきりでした。

恵生と書いて、『えみ』さんとお読みするお名前なので、たまたま持っていった作品、『ワイルドストロベリー』のエピソードが、私の小学校の同級生『えみちゃん』と一緒に学校でこっそり野イチゴを食べた思い出から作った、とお話ししたら、とても喜んでくださいました。試しにお洋服にあててみたら、とっても可愛らしくお似合いでした。

他にもたくさん作品を持っていったのですが、『これが刺繍ですか⁉︎すご〜い!3D刺繍はもはや….雪まつりの雪像みたい!あ、すごく精巧で立体的って意味です!』とおっしゃってくださいました。(^O^)♥♥♥

ところで、実は一番嬉しかったことを告白してしまいます。

作品を褒めていただいたことはもちろん嬉しかったです。

でもそれより、最初にお会いした時、パーソナリティーの恵生さんから、『もっとメルヘンな方だと勝手に思ってました!でも、お会いしてみると、なんだか強いものを感じます。そうか、こんな作品を作るのにはメルヘンじゃできないですよね。』と言っていただいたことでした。

私は今までお会いした方から、個性が弱い、アーティストを名乗るならもっと自己主張するように、と何回も言われていました。それが悩みでした。ところが、今回は強いものを感じたと言っていただけたのです!

私も覚悟ができたのかな、それが会う人に感じてもらえるようになったのかな、と心が湧き立ちました。

作品制作に追いまくられる日々、つかの間の楽しい非日常を味合わせていただきました。FMやまとのみなさま、お世話になりました。ありがとうございました。また明日から頑張ります!

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

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金封ふくさ『玉取り唐獅子』1

利休バッグを制作途中ですが、一週間ほど中断しなくてはならなくなり、次回作のふくさのデザインをしてみました。

ふくさばさみタイプの金封ふくさ、結婚式などのお祝い金を入れていくあれです。(^_−)−☆

以前から気になっていた『唐獅子』がモチーフです。

夫が生まれた時、喜んだ祖父が記念にと買い求めた九谷焼の玉取り唐獅子が彼の実家にありました。

獅子が糸玉で遊ぶというゴージャスながら可愛らしい置物は夫も好きだったそうです。鞠で遊んでいるような様子は『運気が良く転がるように』という意味合いで縁起がいいと人気だそう。

私もそれを見ると、なんだか晴れやかな気持ちになりました。

まだデッサンの段階ですし、色鉛筆の色なので絹糸で刺すと多少変わるかもしれません。玉の中心にはクリスタルを入れます。配色も多少変わっちゃうかも♫

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程7型紙作り

型紙を作りました。全パーツ20枚です。

利休バッグの型紙は先輩からいただいた簡単なものがありました。

でも、今回私が作りたいものとは色々違うし、自分のカラーを出したいと新たに作ることにしました。

実際、試作してみないと思い通りの作品はできません。

前回バラした、買った利休バッグを参考に、ああでもないこうでもないと久しぶりに熟考です。

普段はいい加減でこだわりのない性格ですが、こういったことはかなり細部まできっちり詰めないと怖くて次の行動に移れません。

野暮ったい袋物になるか、洗練されたバッグになるかの分かれ道です。といっても、なかなかカッコイイものを作るにはキャリアが足りないかも………(^_^;)

刺繍だけして、バッグ作りは誰かに頼めたらいいのに、と思わないでもないですが、自分でできる、というのも幸せなことかも。

目指せダ·ヴィンチ、なんちゃって〜ヽ(´o`;

刺繍してある表布、裏地、芯材、それぞれ調整しながら頑張って型紙を20枚作りました。

明日、試作してみて様子を見ながら縫いに入ります。

できるだけ可愛く可愛く作りたい!

まだ2、3日かかりそうだなあ。出かけなきゃいけない用事があるけど。

 

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程6包丁研ぎ

いよいよ利休バッグの制作に入ります。

実はこのバッグを作るのは初めて。

ドキドキです!

型紙を持ってはいるものの、作り方がわからず、安く手に入れた製品を分解してみました!

大体の構造は理解したものの、一部縫われていないことが判明!

全てのこのバッグの縫製がそうなのか、廉価なものだからなのか………。

作ったことがある先輩に聞いてみようとも思うのですが、お忙しそうなので、デパートの和装小物売り場で聞いてみたり、売られている商品を偵察したりしましたがいまいちよくわかりません。(~_~;)

実は分解用にもう少しグレードの高いものもメルカリで注文したので届き次第そちらをチェックして、なお不明なら先輩に確認しようと思っています。

それにしても早く作っちゃいたい!次の刺繍、早くやりたいし!

とりあえず型紙を修正して、芯材を用意して………..ということで革断ち包丁を研ぎに出しました!

以前近場の包丁研ぎ屋さんに出してはみたものの、もう一つ感が否めなかったので、小一時間かけてネットで評判になっている横浜橋商店街の『研ぎ屋』さんにお願いしてみました。

あら〜、こんなところに昭和のにおいプンプンの商店街が!と思った先にあった小さな研ぎ専門屋さん。

場所柄なのか、こんな特殊な包丁にたじろぎもせず、『かわだち、じゃなくてかわたち、だよ。』(\(//∇//)\)

と、教えてもらい……..(恥ずかしい〜”ずっとかわだち”だと思ってた〜!)ピッカピカにしていただいたのでした。

このバッグはほとんどが帯地ですが、芯材のカットや、持ち手を薄く柔らかいラム革にしようと思っているので、ハサミでなく、包丁をお手入れして気合を入れました。まあ正直な話、自分ではうまく研げないのです……….。

利休バッグ、頑張るぞ!

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程5

明けましておめでとうございます。

利休バッグ、『ティアラと蝶々』刺繍部分、完成しました!

このデザインの蝶々の刺繍は4回目です。いつもなら1日で刺せてしまうのにな〜んと5日もかかりました!確かに忙しい年末年始ではありましたが、それとは別に刺繍そのものが厄介でした。

まず、金糸混じりの黒地の帯地、これがなかなかクセモノです。白のチャコペーパーから図案を写したのですが、写りにくい上に照明が当たると全てが光ってしまって全く図案がわからなくなりました。

なんとか工夫して刺しましたが。

でも一番の苦労は蝶々の羽のスジの色!

ああでもないこうでもないと5回刺し直しました。( ̄◇ ̄;)

金糸、銀糸、それの太さ違い、またシマシマの金銀糸、オレンジの撚り糸………..。

結局2がけの銀の撚り糸で落ち着きました。最初に考えつきそうな糸なのに、中心の羽をブルーに輝く錦糸で刺したため、せっかくの光沢を殺さないようにと考えすぎちゃったのです。

色はいつもあまり悩まないのですが、今回はとても苦労しました。

    〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜· 〜·

ところで、よく思うのですが、刺繍するって私には写した図案を埋めていく、という作業ではありません。

刺す対象そのものに命を吹き込んでいるような感じがするのです。

今回なら、蝶々が『私のドレスはこんな色じゃないわ。』とでも言っているような。というより、私が蝶々になっていたのかも。

いえいえ、もっと言えば色はすでに決まっていたのかも。

夏目漱石の『夢十夜』という小説の中で、運慶が仁王を見物人の前で掘っている話が出てきます。見物人の男が、『木の中に埋まっている仁王を掘り出しているだけだから間違えようがない。』といいます。

そういうことかも、私も布やビーズ、糸の中から対象を掘り出しているだけかも、なんて思えてくるのです。

さあ、糊付けしてアイロンして、今度は縫う作業です!

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程4

引き続き制作過程です。

ティアラ部分が刺せました。

ティアラなので硬質な感じを出したくて、パラジュームメッキのビーズをカチューシャ部分と銀糸の菅縫いで表現した星の輪郭に使いました。

糸で刺した部分の方が多いのに、やはりビーズは存在感ありますね。

クリスタルもティアラらしくキラキラといい感じです。

でも、私は知っています。(この言い方、なんだかチコちゃんに叱られそう!)

こんな風にキラキラが多くなればなるほどシックな絹糸の美しさが浮かび上がることを

この後、ティアラに止まる蝶々を絹糸と錦糸で刺します。きっとお互い引き立てあってくれることでしょう。

それにしても!

普段なら蝶々は一日あれば刺せますが、今はただでさえ忙しい年末。

大掃除にお正月の支度、刺繍なんてできるかな〜とは思いますが、

年明け早々形にしたいから、やっぱり刺しちゃおっと。(^O^☆♪

 

 

 

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利休バッグ『ティアラと蝶々』制作過程3

何かと忙しい年末、なかなか手がつけられなかった利休バッグ、やっと刺し始めました。

まずはティアラ部分。流れ星が交差し合うデザインですが、縫いきりと菅縫いで埋めます。菅縫いは銀糸2本どりで、輪郭をメタリックシルバーのビーズで。縫いきりは白のより糸と銀糸とライトグリーンの錦糸3種で。輪郭はドットシルバー(って勝手に呼んでます。要するに黒と銀のシマシマ模様の糸です)のイギリスのボビンレース糸を駒がけしています。

テクニックは難しくないのですが、土台の布が黒地に金糸を織り込んである布なので光を反射しちゃって図案が見えにくい見えにくい(>_<)‼︎

刺すのに四苦八苦してます。゚(゚´Д`゚)゚。

おまけに写真も撮りにくい撮りにくい!

それでもなんとか年内に刺しちゃいたいです。だって、利休バッグを縫うのは初めて、じっくり形にしたいから刺繍は早めに終わらせたいです

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