美しいものにふれたくなる秋です。
日日是好日、2回も観てしまいました。
樹木希林、黒木華、両女優の佇まいの美しさが評判ですね。
それも魅力的でしたが、私は何と言っても音響の素晴らしさに感動してしまいました。
まるで、心の中の何か閉じていたものがぱあんと音を立てて開かれたように感じました。
様々な雨や滝の音が体の中に入り込んで、五感が研ぎ澄まされていく思いでした。
秋の雨と梅雨時の雨の音の違い、掛け軸の滝の文字を見てヒロインが感じる豪奢で豊かな滝の音、その一瞬一瞬を味わい尽くせ、とのメッセージ。(と感じました)
すっかり夢中になってしまいました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
またこの秋、映画だけではなく、様々な美術展にも足を運びました。
まず、日本びいきで色彩が美しいピエール・ボナール。写真では浮世絵風に線を強調して描かれている黄色のものと赤い水玉の服の女性の絵を紹介しています。下の装飾的な絵は入口に掲げられていました。
イラストレーターとしても成功している画家で、観ていてとてもハッピーになりました。
アップの女性の絵はジョルジュ・ルオー。キリスト教をモチーフにした作品をたくさん残しています。
私はキリスト教徒でもないのに、なぜか惹かれるので行ってみました。
当然撮影はダメですが、数点許されていたので、このステンドグラスを撮ってみました。
如何にもなキリスト像ですね。不謹慎かもしれませんが、なんとなく装飾的でチャーミングです。
そして、スウェーデンの画家、カール・ラーション。ずいぶん昔に、インテリア雑誌に、夫人で画家、手芸家でもあるカーリン・ラーションが紹介されていて、興味深かったので、こちらも行ってみました。チケットにもパンフにも夫人のカーリンが花越しにこちらを見ている絵が載っています。
家具やドレス、子供服、刺繍や織物なども展示され、可愛らしく家庭的で温かな雰囲気の展覧会でした。
ラーション展が開催されている、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館からの新宿の街です。久しぶりに見たので、ちょっと載せて見ました。
そして、藤田嗣治の描いた壁画の写しが初公開されるというので、ブラジル大使館まで行ってきました!
1930年代、銀座にあったブラジル直営のショールームの壁を飾ったものだそうです。おしゃれで雰囲気のある藤田の絵が大好きなので飛んでいきました。(^ ^)
思ったよりは小さくて、ちょっとがっかりでしたが、展示されていたコーヒーの麻袋や、イラストレーションが可愛くて、インスピレーションの種をいただいた感じです。
さらに、鉄道写真家の中井精也さんと川村エミコさんの「カメラって楽しいね」展にも行きました。
キュートで楽しい中井さんのファンなんです。(#^.^#)
川村さんをつまんだこんな写真も撮りました。
そしてそして、秋のアート熱が目を覚まさせてくれたのか、ずっとしまいっぱなしにしていた亡義父の描いた大阪城の絵をリビングに飾りました。
紅葉の絵の隣で、『秋のお城散策風でいいね。』と義妹に言ってもらえました。亡義父は照れているかしら、喜んでくれたかなあ?
最後に今年2度目の町田ダリア園へ。1度目は初夏だったので、種類も変わっている感じでした。もう何度も訪れているのに、初めて見るものもありました。
例えばこれ。白とオレンジの混ざりなんて珍しいでしょ?初めてです。
これを参考に、ブローチなんか作りたいなあ♥
そしてこれ、変わってるでしょ!真ん中の赤い部分だけが花びらです。花びらのように見える黄緑色のものはガクです!実は赤いダリアの花びらが咲き終わったので、傷んだ部分をつんだため、花びらを支えているガクが見えるのです。ダリアって大きな花ですから、このガクが花びら一枚一枚を支えて形作っていたのですね!初めて知った花の仕組みにびっくりしました。
秋は思いっきり欲張りになりますね。
長いブログになりました。最後までご覧いただいて、ありがとうございました。
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