名古屋帯『りんご守り』4 緑の展開に四苦八苦!

名古屋帯のお太鼓部分のひと枝がやっと刺し上がりました。

この部分は主役の猫からかなり高くて遠い部分で、月の光をいっぱいに浴びているので、明るくやわらい色調にしました。

星空に映えて可愛いでしょ(^O^)

写真ではわかりにくいですが、素敵なグラデーションに我ながらうっとりしてしまいます。

刺繍って本当に素敵です

まだまだ刺す場所はいっぱいで、(お太鼓部分だけで年内いっぱいかかりそう……..(^_^;))明暗によって色もだいぶ変わりますが、テクニックや基本の色の確認が済んでホッとしています。

そして、どんどん展開していく緑色が楽しく、また恐ろしくもあります。

この図案は木の下から木の上の猫を見上げているので、下に行くほど葉っぱやりんごは大きく、色は暗くなります。

ちょっと試しに刺してみた猫の右隣の葉っぱの色は少し青みが強かったかもしれません。

美しい輝きに惹かれて刺したのですが、バランスを取るため刺し直そうかと思います。

下の方の大きな葉っぱは、かなり上とは違う色味になりそうなので、この辺の中間位置の葉っぱの色が肝心です。σ(^_^;)

猫の頭上の葉っぱやりんごは最初に刺したところと大きな違いはなさそうですが。

などなど色々考えながら試しながら、試行錯誤して緑色を展開しています。

そして、緑色が加わるたび、猫ちゃんがますます可愛く見えてくる感じがして、自分でも仕上がりが待ち遠しいです

今夜は満月、『早く緑がそれぞれふさわしい場所におさまりますように!』『緑の中で猫ちゃんが輝きますように!』月にお願いしています

3D刺繍アーティスト: Junco Ishihara  (石原順子)

 

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名古屋帯『りんご守り』3 緑の絹糸の海、試し刺し

ゆっくりゆっくりとした進みですが、名古屋帯「りんご守り」、やっと葉っぱやりんごを刺し始めました。

まずは糸のご紹介!

華やかな緑色の糸たち

帯地の夜空のような紺色にすごく生えます!

実は緑色は80色ほど持っているので、選ぶのも楽しいのです。(2つのブランドを持っています)

 

だってね、たくさんの中から不思議とこれじゃなきゃって色が見つかるのです。

 

黄味の強いもの、青みの強いもの、グラデーションで、濁った色味、クリアな色味、輝いているもの、暗い、また濁った色味などなど、それぞれ美しく、まるで絵の具のようで見ているだけで嬉しくてたまりません!

葉脈はしっかりしたろざし糸の緑の錦糸で、なんて考えているともうよだれが垂れてきそうな感じです。(^O^☆♪

さあとりあえず試し刺し!

左下の葉っぱはちょっとわかりにくいですが、『地引き』をして、『切り押さえ』しながら『継ぎ針ぼかし』というテクニックでグラデーションを出します。

木や猫、またこれから刺すりんごが『乱れ刺し縫い』というちょっと重めのテクニックなので、軽やかで静謐な日本刺繍らしいものにするためです。

上のりんごは緑の下糸で肉入が終わった状態です。これからこの上に糸をかぶせていきます。

帯という用途上、あまり盛り上げすぎない方が良いのですが(*´ω`*)

下のりんごは『刺し縫い』で、りんごのそばの小さな葉っぱは『割縫い』で。

葉脈を葉っぱに入れればまた雰囲気も変わります。小さな葉っぱの葉脈は『駒がけ』で、大きな葉っぱのものは『まつり縫い』で。

色やテクニックを確認しながらの作業なので、決定するまでは変更もあります。

それも含めて楽しい楽しい!

刺繍って、私にとってはまるでダンスのようです。

頭の中に心地よい音楽が流れ、軽やかな気持ちになり、優雅に体が(主に手ですが(⌒-⌒; ))動き出します。

そして、こんなに大変な世の中で、好きな刺繍に没頭できる幸せをしみじみ感じます。

それを許してくれる家族、そして何より、『刺繍の神さま』に深いお礼と感謝を捧げたいです。

3D刺繍アーティスト : Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

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webmagazine日経ARIA連載『ARIAの手しごと』に掲載していただきました

本日2020年10月28日、webmagazine日経ARIAの連載、

「ARIAの手しごと」に掲載していただきました。

子供の頃からのエピソードや、私の刺繍に対する思いなどが3ページにわたって紹介されています。

刺繍経験のない方にわかりやすく説明することの難しさを痛感するも、ライターの方の巧みなインタビューのおかげで、自分の言葉で思いを伝えることができました。

取材後ライターさんから、

『他の人と喜びを分かち合える自身の才能にめぐり合い、楽しみと使命感を持って続けることの幸せを感じました。お話される様子から楽しさと喜びが溢れ出ていました!感動しました!』

と、素敵なメッセージまでいただいて舞いあがっています。♥ヽ(´▽`)/♥♥♥♥♥

こんな素晴らしい機会をいただいた幸せをかみしめ、関わってくださった全ての方々にお礼を申し上げたいです。

 

見ていただければ嬉しいです。

 

ところで、ちょっと取材こぼれ話です。

取材に際して、私の内面をお話する、というオファーをいただいていたので、緊張したのか興奮しすぎたのか2、3日眠れない日々が続きました。

夫には『チキンハートだね。』と笑われてしまいました。

取材当日は8センチのハイヒールとお財布はこちらの写真の小ぶりなものを持って行きました。

どちらも素敵でしょ?

 

靴は腕利きベテラン靴職人の矢口さんという方に木型から作っていただいたものです。何度もお会いして完成しました。中敷には私のネームが入っています。

お財布は私の革バッグ制作の先輩、満尾さんオリジナルデザイン、制作のもの。『サクランボの実を描いて』とお願いしたものです。いただいた時、あまりの可愛らしさに満尾さんをハグしてしまいました

慣れない取材、というビッグイベントに臨んだ時、この靴とお財布がまるでお守りのように私に勇気を与えてくれました。

顔が見えて、関係が築けている人が作ったものは持つ人の力になる、とも気づいたイベントでした。

3D刺繍アーティスト:JuncoIshihara(石原順子)

 

 

 

 

 

 

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名古屋帯『りんご守り』2命の輝き

帯のお太鼓部分の主役、りんご守りの猫のお顔部分が刺せました。

下半身は木の枝を刺してからになります。

この猫ちゃんは摘果されたりんご目当てに集まるネズミを見張るのが任務なので、キリッとした表情です。

元々は雑誌で見かけた青森の猫ですが、私の猫の顔に変更しました。

 

インスタに投稿すると、『リアルで生きているみたい!』とたくさんの方に褒めていただきました。(*^o^*)♥♥♥

 

刺していると、どんどん気持ちが入ります。

最初に描いた図案を追いかけてただ刺すのではなく、命のきらめき、輝きみたいなものを表現したいなあという思いが強まります。

それを作品の上に出現させたいです。

私なんかが口にするのはおこがましいのですが、それぞれの人に様々な事情や思いがある事は十分承知の上で、ただ無心に生きることの輝きと世界の美しさを発信できたらなあと。

 

この後は木の枝、青リンゴ、生い茂る緑の葉を刺していきます。おそらく全てがグラデーションになる大作です。

材料をチェックして、気合を入れます。

3D刺繍アーティスト: Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

 

 

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名古屋帯『りんご守り』1 デッサン

前回極小利休バッグで私の飼い猫をテーマに作品にしましたが、今回も猫ちゃんテーマでなんと大胆にも『名古屋帯』を刺繍することにしました!

 

日本刺繍を始めてから、いつか名古屋帯を刺したい、と思っていました。

 

先日行った東京国立博物館の『きもの展』でみみずくの模様の刺繍帯を見て、その気持ちに火がついちゃいました。

 

タイトルは『りんご守り』—りんごもり—です。

こちらがそのデッサンです。

雑誌で読んだのですが、青森の津軽のりんご農家では、摘果作業が始まるとりんご目当てに集まるネズミ退治のため、猫と一緒に暮らしているそうです。

雑誌の写真の猫ちゃんがとってもかわいくて、そしてうちの猫のモカによく似ていたので、ドキドキっとして、名古屋帯にしちゃお、と考えました。

前回に引き続き、猫ちゃんシリーズです。それも私の猫、モカちゃん

 

このデッサンはお太鼓部分です。

青りんごの木に登った猫ちゃんを下から見上げています。顔は子猫の時のうちの猫です。

以前、岩合光昭さんのTV番組でブドウの木に登る猫を見たことがあるのですが、小さな命が豊かな木の上で輝いているように見えて、木の上の猫をいつか刺してみたいと思っていました。

 

それに、青りんごの木ってオシャレですよね?

 

帯の前面はりんごの実っている枝を刺し、お腹を上に向けて寝ている子猫の時のうちの猫を帯留めにしようと思います。まさにりんごを守っているスタイルです(^_^)♥

そして、帯はお太鼓部分以外は二つに折って使うので、別バージョンとして反対面に猫を刺して、青りんごの帯留めを作ろうと思います。

ひとつの帯でふた通り楽しめます。

帯地は私の持っているレンガ色の小紋に合わせて紺色の銀通しで染めてもらいました。紺地に遠くの星のような細かい銀が散る、とっても素敵な反物です!

日本刺繍の沖文先生が、『これだけ素敵なら袋帯でもいいかも!』なんておっしゃったくらいです。

美しい紺の帯地に鮮やかな青りんごが刺せるなんて、なんて幸せでしょう!

 

今からワクワクします。

 

それからそれからりんごの花の半襟も刺すつもり。

 

ま〜たこんな大それたことしちゃって、と思うのですが、いつもなんとかなっちゃいます。チャレンジは楽しい、です。

3D刺繍アーティスト: Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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極小利休バッグ『コーヒーチェリーハンモック』完成です!

しばらくブログをお休みしていましたが、沢山の想いがこもったかわいい極小利休バッグ、とうとう完成しました!

 

今までフルに自由に時間を使えていたのに、夫の帰国、かつステイホームで集中できる時間がかなり制限される中、(今はきっと大多数のみなさんがそうですよね(^_^;))なんとかこぎつけました。

 

正面から

 

そして斜めから。画像ではわかりにくいのですが、キラキラ輝くスワロフスキーファスナーをつけました。

気分も上がります!

 

ご機嫌でネンネする猫ちゃんのお顔部分アップがこちら。

も〜♥ 我ながらかわいくてかわいくてたまりません!(๑˃̵ᴗ˂̵)♥♥♥♥♥

 

サイズは高さ10.5cm、横幅20cm、まち10cmです。

極小?ちっちゃいってどのくらい?具体的には?

これを見てください

ちょっと戻った制作過程の画像ですが、大まかなサイズイメージを掴みたくて、カレンダーの裏紙を使って作った実寸大の模型です。

おとなりのツェラミカアルティスティッチナのカップと比較するとよく分かります。ちっちゃいですね!

でもお財布、パスケース、スマホ、ハンカチ、リップなどちゃんと入ります(^o^)

 

あまりのかわいさに、今後利休バッグを作るのなら、このかわいいアクセサリーのようなサイズだけにしようかなと思いました。

 

そして本体は茶色の銀通しの絹地ですが、内袋はキュートなオレンジ色の水玉模様です。コントラストが素敵でしょ?

またまた制作過程の画像で申し訳ないですがこれだとよく分かりますね。

そして、こちらの画像ではスワロフスキーのキラキラファスナーもよく分かります

 

今回でサイズをいろいろ試してみたとはいえ、利休バッグも3作目。

 

できるだけぷっくり可愛いボディにしたい、とたっぷりスポンジ芯を入れたり、持ち手を綺麗なふっくらしたカーブにしたい、と中に革、シールタイプのワッフル芯、スポンジ芯、紐など4種類入れています。

当然縫いにくいのですが、力のあるアームミシンと、革も布も美しく縫える職業用ミシンの2台を持っているので、真剣勝負!と気合を込めて縫うことができます。

ファスナーも好きな長さに作りました。と言っても、長さを変えて留め金を自分でつけただけですが。

 

とにかく、こんな風に自分で思ったとおりに作品が作れるって、幸せだなあとしみじみ感じています♥

 

もともと私は刺繍が何より好きで様々な技法を学びました。

『物語さえあればお后の位もいらない』と言った更級日記の菅原孝標の娘のように、刺繍さえしていれば幸せです。

 

そして、さらに刺繍したものを形にしたいとハンドバッグのデザイン、製図、縫製も学びました。

なので、どうしたら自分の思う形に近づけるかという知識、道具、予想する力を自分のものにできました。

 

今は世の中がコロナで一変したかのようですが、私の心や基本的な生活はちっとも変わりません。

 

大好きな刺繍さえしていれば、いつでも心の中は豊かで満たされています。

これは世界がどんな状況になろうと、誰になんと言われようと、また全く関心を持たれなくても変わりません。

 

私って、幸せ者ですね(*^^*)♥

3D刺繍アーティスト : Junco Ishihara(石原順子)

 

 

 

 

 

 

 

 

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極小利休バッグ『コーヒーチェリーハンモック』5制作過程・動物刺繍(猫)

極小利休バッグ「コーヒーチェリーハンモック」制作過程です。

やっとやっとこの利休バッグのメインの刺繍、猫ちゃんの部分が刺せました

向きを変えてみるとこんな感じ。

毛並みもフサフサと、表情も満ち足りて安心してネンネしている感じがうまく出せたと思います。

我が飼い猫ならではの愛情が力になりました!(#^.^#)

本人(?)の可愛らしさを損なわないように、とじいっと観察!

彼女はキジトラなので、毛並みの模様が複雑なのです(๑˃̵ᴗ˂̵)

それでもなんとかなるものですね!

これは刺している途中の写真です。

実はこう行ったリアルな毛並みの動物刺繍は初めてです。いつかしてみたいな〜、でもなんだか難しそう、と思っていました。

 チャレンジ!

毛並みに合わせて様々な絹糸にもっとも細い金糸、八分掛け金(毛金)を混ぜています。不思議な立体感が出て素敵!一度に5色ほど刺し進めるので、糸を絡ませないよう注意注意。

絹糸に毛金を混ぜるテクニックと毛並みの刺し進め方は日本刺繍の沖文先生に教えていただきました。

日本刺繍、スゴイ!沖先生、ありがとうございました。

  * * * * * *

あとはコーヒーチェリーだけ (*^^*)

刺繍があがれば型紙もつくらなきゃ。

 

刺しながら、ますます私の愛猫が可愛くて可愛くてたまらなくなりました。ついつい猫かわいがりしちゃいます

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

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極小利休バッグ『コーヒーチェリーハンモック』4制作過程・猫の顔の刺繍

なかなか進まない猫の刺繍ですが、やっとお顔が刺せました。

地布は金糸で青海波模様の地紋が入っています。

こう行った布は図案が写しにくく消えやすく、さらに見にくいです。なので刺しにくい刺しにくい( ̄▽ ̄;)

途中で図案が消えてしまい、四苦八苦しながらやっと着地しました。

やはり何と言ってもお顔が大事。

本人(?)の可愛らしさにできるだけ近づけるよう、また損なわないよう、2度ほど刺しなおしました。

まだ少し修正しますが、まあまあ満足できるものになりました。見てくださった方が、『幸せそうなお顔。悲しいニュースが相次ぐ中、穏やかな表情に癒されます。』と感想を寄せてくださったので、とっても嬉しかったです。

そして、やっと気がついて、前脚は図案が消えないよう、刺しやすいよう毛金で輪郭を刺しました。

最初からこうしておけば良かった(~_~;)

 *******

後は胸、お腹、前脚です。毛並みの表現がなかなか大変です。

毛流れの表現ももちろん大変ですが、やはりその色。

同時に刺繍針を4、5本駆使して様々な絹糸と金糸を混ぜながら刺します。

なので絡まったりしないようとっても気を使います。

それでも自分の愛猫を布の上に出現させるのは楽しい!

刺しながらますます愛しく感じます

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

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東京国立博物館特別展『きもの KIMONO』行ってきました!

ずっとずっと楽しみにしていた東京国立博物館の特別展「きもの KIMONO」に行ってきました。

コロナで開催が延期され、やっと観に行く事ができましたo(^o^)o

オリンピックを見据えた大型企画展なのにこのご時世で信じられない空き様!こんな感じでした。

ありえない!

でも予約制なので、ゆったりじっくり鑑賞することができました。

いつもはこういった展覧会は人の頭越しに見ていたので、今後はすべて予約制になれば良いのにね、なっていくかもね、と思いました。

とにかく、素晴らしかった~♥♥♥

日本の花道(ランウェイ)と銘打つだけあって織り、刺繍、染色、箔、デザイン、すべてゴージャス極まりない美しさ!(◎_◎;)

鎌倉時代から現代まで(X JAPANのYOSHIKIデザインのものまで!)の膨大な展示量です。

黄色のチケットの下のカミナリ様は江戸時代の火消し半纏の裏地。当時の江戸の町火消しは消火活動が終わると半纏をひっくり返して裏地を見せ、意気揚々と詰所に戻ったそうです。

カッコいい(>_<)

女性のものだけでなく、男性の着物も1コーナー設けられていました。

信長の陣羽織なんて、超アバンギャルドでとってもキュート(๑˃̵ᴗ˂̵)♥

それぞれの展示着物を見て、遊女になったり、お姫様になったり、火消しになったり、武将になったりの気分を味わいました。どれも実際袖を通した人がいるんですよね。

どんな気持ちでどんな人生だったんでしょう!

小物や風俗画も展示され、着物を着ていた時代の空気も感じられました。ファッション誌のようなものもあったんだそうです!

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

日本人の美意識の高さ、繊細さ、また大胆さに感じ入ってしまいました。

そして、KIMONOは世界にあまたある民族衣装の中で、唯一(言い過ぎ?)、風景やら光景やらの絵画を身に纏うものなんだな、とさらに感動を深くしました。

7月28日から後期展示変えなので、また行くぞ

コロナ下、鑑賞できたことの幸せに感謝しています。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

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極小利休バッグ『コーヒーチェリーハンモック』3制作過程・毛並み刺繍始め

肉入れ縫いが終わり、やっとやっと毛並みの刺繍を始めることができました。

脚の部分が大体刺せています。

猫の毛並みに合わせた色で毛流れにそって”刺し縫い”で刺しています。まあ、フリーステッチ、ロングアンドショートです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、地布に金糸で青海波の模様が入っているので、全て絹糸に毛金(8分掛け金….もっとも細い金糸)を混ぜて刺しています。毛金を混ぜると金が入った地布とよくなじみ、いい風合いになります。

毛並みの色も絹糸多色使いで刺します。

主に下の写真の糸を毛色に合わせて使います。

特に、黒の毛並みの表現ですが、ベタッとフラットにならないよう黒とモスグリーンを混ぜてクールな表情を、また黒とこげ茶を混ぜて温かい表情を、それぞれ取り合わせて立体感を、と工夫しました。

なかなかイイ感じにあがって来たと思います

夫の帰国に伴い、雑用が膨大に増え、コロナ下で生活リズムも今までと大きく変わり思い通りにできなくて、キ〜!!となってしまったりする今日この頃ですが、一つ一つ進めていこうと決心しています。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

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