『枝垂れ桜と蝶々』半襟、完成です!

『枝垂れ桜と蝶々』の半襟、刺せちゃいました!

この写真は左前部分です。右側も完成していますが、そちらは桜だけです。

咲き誇る桜と蝶々。よりをかけない釜糸で全て刺したので、ふわっとした優雅な輝きの絹糸の美しさが際立っています。

あとは裏に糊付けしてアイロンをかければ完成です。

糊付けは日本刺繍では大切な工程です。私は初めてのことなので、うまくできるかな?

恐る恐るやってみよう。沖文先生からやり方だけはお聞きしているのですが………。

明日にでも、と思っていたのですが、とんでもないことに気づいてしまいました。

華やか過ぎるのです!

何をいまさら、ですが、美しい刺繍に夢中になって、自分が使うということをすっかり忘れていました。いえ、忘れていたのではありませんが、デザインの美しさに集中しすぎて、私の手持ちの色無地に合わせる、私が使う、という事がちっちゃくちっちゃくなっていました。

これではお振袖の半襟みたい……….。。゚(゚´Д`゚)゚。

それでもこれはこれ。美しいし、頑張ったし、私の作品としてとっておこう!

この半襟を刺した生地は実はもう一つ半襟をさせる余裕があります。大好きな雪輪模様と蝶々一匹を組み合わせて、もっとシックな色合いで大急ぎで刺してみよう。

この半襟は8日で刺せたから、同じくらいかかるかな…………。蝶々を刺すのに1日かかったし、もっとかな……….。

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

半襟『枝垂れ桜と蝶々』1 刺し始めました!

日本刺繍を習い始めて一年半になります。絹糸の扱い方を知りたくて始めましたが、すっかり夢中になっています。

とうとう念願だった半襟を刺すことにしました。

のラグビージャージに触発された、というわけでもないのですが、どうしても刺したくなっちゃったのです。

お気に入りの色無地のお着物があり、それに桜が似合うな、と思ったことも一因です。

枝垂れ桜に蝶々を飛ばせたデザインにしました。

この蝶々は家紋の蝶のデザインです。我が家の家紋ではありませんが。

以前からこのデザインとってもカッコイイ、と思っていました。数百年受け継がれてきたデザインは流石に洗練されているなと感じます

半襟の右襟側の桜部分が刺せています。

沢山の小さな桜は『ぬい切り(フランス刺繍のサテンステッチ)』というテクニックを使うことが多いのですが、花びらを2色で表現したかったのと、ボリュームを出したかったので、『刺しぬい(フランス刺繍のロングアンドショートステッチ)』で刺しています。

『ぬい切り』の方が時間もかからず、糸も少なくて済むし、テクニック的にも楽なんですけどね( ´ ▽ ` )

糸、足りるかなあ。足りなくなったら1時間半かけて京橋まで買いに行かなきゃ。゚(゚´Д`゚)゚

****************

下の動画は左襟の桜を刺しているところです。

デザインのメインの蝶々が刺せたので、嬉しくてアップしちゃいました。

お天気が悪くて私の影が写り込んでいるのと、半襟の形態上、1メートル10センチの長さの枠(しかもオートクチュール刺繍用の枠!)に張っているため、布がたわみやすくちょっと見にくいです。

日本刺繍用の大きな枠も欲しいのですが、置く場所ないしなあ、と思ってしまいます。

 

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』ついに完成!

刺繍ネックレス「DANCE!」ついに完成しました~*\(^o^)/*ウレシ〜!

大好きなダンサーに触発されて作りました‼︎

ちょっと斜め右からのアップがこれ。

引いて全体で見ると

こんな感じです。

さらに斜め左から見ると

こんな感じです。

しつこいけど、正面から見た引きの画像はこうなります。

どうしてもどうしても彼女を表現したかった!

一目見ただけで釘づけでした。

『一体誰⁉︎このめちゃくちゃ凄い美しいひとは?』

全身から強く生き生きとした生命力が溢れ出ていた彼女の名は菅原小春さん。

何気なくつけたテレビの情報番組に出演されていたのですが、世界的なダンサーだそうです。

すぐネットで調べ、トリコになってしまいました。

大輪のダリアみたいな彼女のキレイを留めずにはいられなくなっちゃたのです。

夜の倉庫のような場所で、ライトの中で信じられないダンスをしていた彼女。彼女から目が離せなくなっていました。もうなんとしてでも、この感動を形にしたかったのです!

デッサンした時点で漠然としていた表現方法も、進めていくうち、何かに導かれるように決まっていきました。熱に浮かされていたような?

我ながら思い込み激しいな〜\(//∇//)\

とにかくできました1こんなことしちゃって〜といつも思うのですが、できちゃうんですね!なんだかだんだん自信がついてきました。

今日は楽しくお酒、飲んじゃいます

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

 

 

 

 

 

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』製作過程7トップとネックレス部分完成

またまたですが、刺繍部分が完成したネックレストップがまず、こちらです。

前回のものに花を持たせた完成形です。情熱的なダンサー!

これをつなぐネックレス部分の刺繍が今日やっとできました。それがこれ

スクエアのジェットとガラスビーズで市松模様にしたリボン状のネックレスです。

縁をビーズでかがろうか、どのビーズにしよう、やっぱりやめようか、金具はこれ?いいえ、ああでもないこうでもないと散々迷った挙句、結局シンプルな仕上げに。

あとはトップの刺繍の裏に芯を貼り、ガラスビーズでフリンジをつけ、後ろに合皮を貼れば出来上がり。

フリンジをつけ始めたら、テグスが足りないことに気づいた!

明日、手芸屋さんに買いに走ろう。゚(゚´ω`゚)゚。

実は何度も色々な素材が足りなくなり、家から1時間半かかる浅草橋の材料屋さんにこの10日間で3度も通いました。明日は近いところでも買えるからやれやれです。

完成は明後日かな?

あ〜、どうして計画通りにできないかな〜、でも、ファイトファイト、もうちょい!

 

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』制作過程6刺繍終了

全ての刺繍が終了しました。

この写真には左手と左手が持つダリアの花が置いてありません。

ダリアや左手は別刺しでモチーフなので、仕立て時に合体させます。モチーフはできています。

最後に刺繍したのはダンサーのボディ部分。動画もお見せします。

動画では、ダンサーのボディをフレンチノット、またはフレンチナッツと呼ばれるステッチで刺し埋めまています。ちなみに同じステッチを日本刺繍では「相良縫い」といいます。

モコモコした質感が可愛くて、時々使いたくなる手刺繍のテクニックです。

立体感や表情を出すため、所々に大きめのジェットやビーズを刺しています。

ボディを刺し埋めたら、あとはダリアの花を持たせて、刺繍部分は完成です。

これはネックレストップなので、フリンジをつけたり、ネックレス部分に少しジェットをつけたりして仕立てをします。それで完成となりますが、まだ2日ほどかかります。それでも、終着点が見えてきました

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』制作過程5それぞれのモチーフを並べる

この作品はメインのダンサー、ダンサーが持つダリアの花、サブの2人のダンサーなど、個別のモチーフが多々あります。

これは最後に刺し終わったサブのダンサー。

カットして土台に留めつけます。

これだけではなく、全てのモチーフが土台留め付けです。刺繍したモチーフを全部土台に乗せてみたところがこちら。

サブのダンサーは躍動感を表現したくて刺したのですが、too muchにならないか、うまくメインのダンサーを引き立てられるかと心配していました。土台のゴールドは照明の光を表現しているのですが、それともうまく調和したと思います。

嬉しいです

ザクっとのせただけなので、調整しながらこれから留めつけます。

また、まだメインのダンサーのボディが刺し終わっていません。この写真では大きめのジェットを乗せています。それをちゃんと留めつけて、空いたスペースをフレンチノットステッチで刺し埋めます。

全ての刺繍が終わったら、ダークレッドのフリンジをつけ、ネック部分を作って完成です。

まだ一週間くらいかかりそうですが、とても楽しみです。

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』制作過程4和紙に刺繍して破る!

ダンサーの顔部分の刺繍の制作過程です。

肌は日本刺繍の地引、切り抑えのテクニックで刺してあります。

手袋の縁にビーズを刺そうかな。

黒いロング手袋はロートレックの絵の中の歌手、イヴェット⋅ギルベールや『ティファニーで朝食を』のオードリー⋅ヘップバーンを思い出します

そして、顔パーツを描いた和紙を肌に乗せ、刺繍した後、和紙を破ります!

Doki  Doki  Doki  Doki!

あとは細かい部分に残った和紙を丁寧にとって、髪や仕上げのお化粧刺繍をちょっと♥

ボディは別刺しで後で組み立てます✨

だんだん出来ていきます。♪(´ε` )

 

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』制作過程3オートクチュールビーズ刺繍動画

今回は、初めて動画を投稿します

刺繍ネックレスの土台にビーズの連続刺繍をしています。

オートクチュール刺繍のインド派、アリワークです。

いつもは30秒くらいで刺し終わるのに、なんと撮影に3時間!

自分で撮影しているのに、どういうわけかカチンコチンで、むやみにあがっちゃいました。

息を止めていたのです!

筋肉がこわばり、いくらやっても針からビーズがこぼれます。゚(゚´Д`゚)゚。

それに気づくのに2時間!自分のチキンハートにびっくりしました。

そういえばいつもイベントの前日は眠れないもんなあ〜。

これからは、他人が舞い上がって失敗しているのを見ても決して笑わないぞ!

とりあえず、手のかかる背景がひとまず終わったので、いよいよ本体のダンサーの刺繍に取り掛かります。

 

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

マイセン動物園展、決意表明します!

パナソニック汐留美術館のマイセン動物園展に行ってきました。

 

磁器で作られた素敵な動物や古の貴族たちの優雅な彫像展です。

こちらは美しいシャンデリア。もちろんロウソクの、です!

こちらは動物のオーケストラのメンバー。どうせなら全部写せばよかった!と後悔しています……….。

 ♣

最近出会ったある方に、「あなたが言うほどの情熱をあなたの作品からも、また、あなたからも感じない。あなたの力、まだ出し切ってないよね。開いてない感じがする。もっと振り切った作品をつくってみたら?」と言われてしまいました。

それがストンと腑に落ちました。

実は同じような事を色々な方々から以前にも言われていたのです。

 

まだまだなんだな~😳✨

 

私は積極的に教えることも販売もしていません。お問い合わせがあれば、というのが今のスタイルです。

なぜなら、このマイセンのように、後世に残るものを作りたい!と思っているからです。

どこかで見たことがあるようなもの、飽きたら捨てられるようなものは作りたくないのです。

 

職人(アルチザン!)なんですね。

 

この写真は最初の方に出ていたシャンデリアのクローズアップ写真です。自分の殻を打ち破って素晴らしいものを作りたい、追い求めたい、という決意表明の写真にします

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。

刺繍ネックレス『DANCE!』制作過程2

DANCE!DANCE!DANCE!

家族の出入りや旅行、ものもらいに罹患❗️などなどでなかなか手がつかなかった作品の背景がやっと少しだけ刺せました

ゴールドはダンサーにあたるライトを表現しています。

この上に小さなダンサーを別刺しして置くので、結構隠れちゃうんですけどね。゚(゚´ω`゚)゚。

日本刺繍の菅ぬいと、オートクチュール刺繍、アリワークのパニというテクニックを主に使っています。

金糸の菅ぬいは手間がかかりますが、光の揺らぎを表現するのにぴったり、と今お気に入りのテクニックです。

そして黒、金、点々と光る糸はボビンレースのレース糸です❣️

光が重なり合う表現、糸を主体に表現したくて、いろいろ考えました。メインの糸2種、スパンコールのパニの表現は決めていたのですが、光の境界線の表現がああでもないこうでもないと案外決まりませんでした。3種ほど試してしっくりくる素材と表現を決めました。

自分でデザインするのは大変ですが、楽しくもあります。必ずぴったりの表現があると信じています。

完成までの道のりは………考えたくないほど遠い~~~!ですが、きっとたどりつきます。(^-^)v

作品やホームページに関するお問い合わせはこちらからお願いします。