横長利休バッグ『パンジーウェーブ』制作過程1デザイン、デッサン

利休バッグの2作目に取りかかります。

前回はスタンダードな形でしたが、今回は横長サイズ。

またまた型紙を作らなくっちゃ(^◇^;)

縦のラインの和装に対して、横長の利休バッグはかわいいバランスだと思います。

写真下部の薄紫の絹の銀通しの帯地に刺繍します。

テーマは春の妖精と蝶々がパンジーのウエーブの中で遊んでいるイメージ

日本刺繍をメインに、ラインストーンやビーズを少し使います。

なんだか乙女なデザインなので、cuteになりすぎないように(⌒-⌒; )

妖精はゴールドとシルバーで表現、蝶々はシルバーと水色のメタリックか水色の玉虫色の色金糸、いずれもラインストーンやメタリックビーズで立体感を。羽の透明感を表現するのは、日本刺繍のちょっと特別なテクニックで、と考えています。

もう一つの主役のパンジーたちは紫、ピンク、水色のグラデーションの美しい絹糸、もしかしたら色金糸で表現しようと思います。

今は世界中コロナショックで気持ちが暗くなりがち。

自然と軽やかで明るくかわいいデザインにしたくなっちゃいます。

3D刺繍アーティスト Junco Ishihara (石原順子)

 

 

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『レディチーズバーガー』5完成!

刺繍ブローチの『レディチーズバーガー』、

完成しました \(^ω^)/ ♥♥♥

ブラブラする脚が楽しい作品です。

チーズバーガーなので、頭にピックを刺しています。

なかなかかわいい感じにできて嬉しい!

ピックのトップはティアドロップ型のアメリカ製のガラスビーズです。最初は手持ちのもう少し薄い紫色だったのですが、バーガーの中身の色とのバランスが悪く感じられ、家から一時間半かかる(!)浅草橋の貴和製作所本店まで買いに行きました。

実は貴和には一昨日金具を買いに行ったばかりで、その時この写真で使った紫色のこのビーズを見て、とても気になったのですが、家にあるもう少しクリアな紫ビーズでいいな、と思って買いませんでした。

でも、家に帰って家にあるビーズを本体に合わせた途端、店で見たものの方がずっといい、とすぐわかったのです。

結局、今日朝一で浅草橋まで。(^_^;)

だって、こちらがいいとわかってるのに、妥協はできないんですもの!

で、完成してみると、やっぱりかわいい!

気になった素材は逃しちゃダメですね。その時使わなくても、その後の作品で役立ってくれたり、インスピレーションをくれたりします

今回の作品にも、過去に気になって買った材料がたくさん!

実は今日も、次回の作品(明るい薄紫の利休バッグ)に使いたくなる、綺麗なライトグリーンの大きめのティアドロップ型ビーズを買ってしまいました(^O^☆♪

3D刺繍アーティスト Junco Ishihara (石原順子)

 

 

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『レディチーズバーガー』制作過程4ブラブラ脚、完成!

このチーズバーガーレディには、脚があります。

ブラブラ動く脚にしよっと決めていました。

問題は表現方法。

ブラブラ動くわけだから〜金具がいるよね。

と、いうことで、ファスナーの引き手金具のD菅(これ、本体バーガー部に縫い付けます)と、ハトメのリング部分(脚上部につけます)、これら二つを繋いで稼働させる2連の小さなニコイルリングをセッティングして、ハトメ部分にアーティシャルフラワー用の太めのワイヤーを引っ掛けて脚の形の骨組みを作ったのがこの写真。

そして上に柔らかい白いシルクシフォンをぐるぐるっと巻いて脚の形にしたのがこれ。

さあ、土台ができたからぐるぐるっと白いビーズのタイツを履かせて

バーガーシューズを履かせて脚ちゃん完成

できたできた!かわいい!

金具やワイヤー、いろんな知識があるからできたよね、と一人しみじみ喜びを噛み締めてます(^。^)

後は頭にピック(バーガーを刺してるあれね)をつけて組み立てるだけ。

ブローチになります

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

 

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『レディチーズバーガー』制作過程3チーズバーガー

作品本体のチーズバーガー部分、刺せました!

なかなかかわいく、美味しそうにできたと思います( ´ ▽ ` )ノ

バンズとハンバーグ、レタスの表現は計画通りですが、あとはあれやこれやと色々試しました。

トマトは半月のスライストマトを作って差し込もうと思ったのですが、アンティークの形が様々なビーズを使った方がシズル感たっぷりで美味しそう、とこの表現にしました。

そしてそして………………..

昨日の夜眠りながら考えていたのがチーズの表現!

美味しそうな黄色の太いタッセル用の糸を三角に編み、その上にスパンコールとビーズを乗せてとろりとした質感を出しました。柔らかく、美味しそうにできました

明日は忙しいので多分刺せませんが、後はブラブラ動く足をつけます。ハンバーガーを履かせます(*^▽^*)

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

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『レディチーズバーガー』制作過程2レディとバンズ刺せました

レディの頭部分とチーズバーガーが刺せました

頭部もバンズも画像で見るよりかなりふっくらと立体的です。

ちょっと大きめですが、バンズにくっついているのはゴマの表現です。

リアルなゴマサイズのビーズを考えていましたが、このベネチアンビーズの方がなんだか可愛いでしょ(^_-)☆

もともと人がチーズバーガーになっちゃうなんて設定がCAMP(不自然なもの、人工的で誇張されたもの)ですものね。

今年、2020年のメットガラのテーマは『時間』だそうだけど、今年は開催されるのかなあ………。

と、ちょっと脱線しちゃいましたが、このバンズ部分、下に芯が入っていてシルク布で覆い、その上にろざし糸や日本刺繍の絹糸で刺繍しています。かなりキッチキチに刺繍されています。

そんな時頼りになるのが京都の『みすや針』のビーズ針。細くてよくしなるので、針が通しにくいキッチキチのスペースでも楽々です。

酷使しすぎてすぐダメにしてしまうので、いつも多めに買います。

ネットでも、京都物産展などでも買えますが、今度京都の三条にあるお店に行きたいなあ、と思っています

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

 

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『レディチーズバーガー』制作過程1デッサンと材料確認

今回はちょっと楽しい刺繍です。

タイトルは『レディチーズバーガー』

昨年、2019年のメットガラのアフターパーティーで、ケイティ・ペリーがチーズバーガーに扮していました。(メットガラではキャンドルになってましたが。)

彼女は例年メットガラの扮装(ドレス?)時は楽しませてくれますが、これはいつにもましてへんてこりんでおもしろ〜い!ブローチにしてみたい!とずっと思っていました。

なんとか時間が取れそうなので、チャレンジしちゃいます。ちょっと時間的にズレちゃってますが…………..(^_^;)

レタス、ハンバーグ、トマト、チーズ、バンズ、ピクルス………。

材料を揃え、テクニックを考えるだけで楽しくてワクワクしちゃいます

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

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金封ふくさ『玉取り唐獅子』6完成!

玉取り唐獅子、完成しました!

写真ではちょっとわかりずらいかもしれませんが、金通しというキラキラした美しい絹の帯地です。少しのぞかせた裏地もキラキラと銀の星が美しい赤紫。素敵に仕上がりました。

桐箱に入れたらとっても素敵!

みているとパワーを感じる、とか癒される、など嬉しいコメントをいただいています。

布地だけの作品の仕上げ、糊の問題などシンプルながら考えさせられる点もあり、良い経験になりました。

おめでたいご祝儀用の金封ふくさ、誰か結婚しないかな〜

3D刺繍アーティスト:Junco Ishihara (石原順子)

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金封ふくさ『玉取り唐獅子』5型紙作り

「玉取り唐獅子」の刺繍が終わりました。♪( ´θ`)

こんな感じです。なかなかゴージャスに出現したでしょ

撮影角度のせいで玉がやや歪んでますが、実物はかなり正円に近いです。

金封ふくさですから型紙を作ります。

シンプルな形ですが、きっちり美しいものにするには型紙が重要です。

そこで、自分で持っているふくさを分解!

 

バラバラにして布と芯、表地と裏地をチェックします。

薄い布と芯とはいえ、折り曲げて形作られているので、その分の厚みをどう始末するかがポイントです。また、表と裏の関係も。

ちょっとした仕立てのこだわりが作品を美しく、上品にします。

ふ〜ん、こうなってるのかあ d( ̄  ̄)

単純な作りなのに、やっぱり気を使って作られてるところがあるなあ。そこに気がつけることが嬉しい!

なるほどね〜。よしよし。

と、頑張って6枚、型紙を作りました。

この方眼紙の清冽な美しさ⁈好きなんですよね、昔から

ちょっとしたポイントも型紙に書き込んで。

さあ、明日は刺繍に糊ずけアイロンしてカットして、完成するぞ〜!

 

 

 

 

 

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金封ふくさ『玉取り唐獅子』4唐獅子ボディ刺せた!

前回のブログで、唐獅子の体の獅子紋の色をさんざんシュミレーションしていましたが、やっと刺せました

色金糸か金糸を使いたくてあれこれ試したけれど、結局顔と同じ普通の撚り糸を使うことに。

そんなに悩まなくてもよかった〜。でも、いろいろ試してみないと分からなかったりするし…….。

玉のセンターに大きめのクリスタルを使うし、体が顔より目立っちゃうのはNGだよね、とこのスタイルに落ち着きました。でも、センターにガーネットのビーズを刺してちょっと主張しました。

 いいよね!

イケメンのお顔や、クイっと鋭い光るネイビーの爪が引き立ちます。

さあ、あとは獅子が遊んでる玉だけ!

明日には刺繍、上がるかな♪( ´θ`)

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金封ふくさ『玉取り唐獅子』3あれこれ試し刺し

一番大切な顔が可愛く()出来たし、

唐獅子、どんどん刺しちゃうぞ〜!

なんて思ったけど、ハタと手が止まりました。

オレンジ色のボディ、と決めたけどオレンジ色、15色持ってるし。

それに、そのオレンジ色で地刺しした上に刺す獅子紋は何色 !?(・_・;?

(獅子紋って、獅子舞の獅子の緑の布についてる模様のことです。)

などと思ったので地色のオレンジを決める前に獅子紋の色のシュミレーションしてみました。この模様は色金と呼ばれる色のついた金糸がいいかな、というイメージがありました。

なので、デッサン画に直接青の色金を挿してみました。

う〜ん、強すぎるかな?

じゃ、赤の色金で。なんだかなあ。(*´-`)

結局フツーの金糸かなあ。落ち着く〜。

色金糸って綺麗だからつい使いたくなっちゃうけど、効果的じゃなくちゃね。それによく考えたら地刺しのオレンジ色に金糸の中で最も細い毛金を混ぜるから、金糸が一番馴染むよね。

となったのでした。

そして肝心のオレンジ色を決めるため、こんな風に試し刺し。

う〜ん、39番かな。ということで選んでセンターに毛金を混ぜて刺してみました。

いいんじゃない (^_−)−☆

それに、毛金って初めて使ったけど柔らかくて気持ちいい!

よしよし、刺しちゃおう

きゃ〜、釜糸(よりをかけていないフラットな糸)なのに毛金を混ぜたら立体感出てる〜!

よしよし、この感じ。切り押さえをして落ち着かせて、残りのボディを刺したら獅子紋だ〜!

 

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