11月9日自由が丘STAGE悠で個展を開催します

Facebookで以前お知らせしましたが、11月9日(木)から13日(月)までの5日間、自由が丘のギャラリー『STAGE悠』で初めての個展を開催します。まだまだ先、と思っていたのに、だいぶ近づいてきました。

東急東横線、大井町線正面口から徒歩7分の駅からほど近い場所です。二階の窓辺のお花が映える、白壁で、光溢れる素敵なギャラリーです。

気さくで美人のオーナーのご指導で時々お邪魔しています。このギャラリーで、他の作家の方が、どんなディスプレイをしているのか見せていただいたり、お話を伺ったりするためです。ここでお友達になった作家さんもいらっしゃいます。

私の作品は一作品仕上げるのにとても時間がかかります。なので、たくさん展示することはできません。それでも、この美しい空間にどうディスプレイしようかと思いを巡らすとワクワクします。同時にプレッシャーも感じます。

6月にこのギャラリーで東日本大震災と熊本地震のためのチャリティフェアーがあり、私は出展しなかったものの、伺いました。

その日の朝、自宅最寄駅へ向かう途中、不意に声をかけられました。もう随分会っていなかった知人でした。その人に、個展をすること、お世話になるギャラリーのチャリティフェアに今から向かうことを告げると、『石原さんすごい。ついに夢が叶ったね、生き生きしてるね!』と言われました。

その時、『すごいだなんて….身の程知らずかもしれないけど、無理やりやっちゃうんですよ。』と照れもあってお答えしたのですが、最近になって気づきました。夢って叶うものじゃなくて、叶えるものなんですね!

個展を目標にしたら、私の人生は急激に変わりつつあります。専業主婦だった私は交友関係も限られていましたが、始めたSNSのおかげもあり、今まで全くご縁のなかった素敵な方々と知り合うことができました。多少おつきあいのあった業者の方々との関係も深まりました。持っていたスキルもアップしているようです。プロとしての意識も高まりつつあります。

大げさですが、目標を決めて自ら行動を起こせば世界が動き出す、そう実感しています。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

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素材とテクニックの違う紫陽花のブローチ2種

紫陽花は古来より人気のある花です。紫陽花寺は複数あり、多くの観光客を集めます。また個人の庭にもよく植えられます。私の実家にもありました。毎年6月になるとこの花が気になって気になって仕方がありません。夏を代表する花の一つです。

20代の頃、友人がつけていた象牙の紫陽花のブローチがとても素敵でした。名のあるブランドのものでした。同じものを探しましたが、(もちろん友人の許可を取りました)限定品だったらしく、見つかりませんでした。

紫陽花への憧れと叶わなかった思い出が重なったのか、刺繍で作ってみようと思い立ちました。

以前、桜のブローチをビーズで作ったことがあり、同じように紫陽花も仕立ててみました。ビーズ刺繍した後、土台布から一花一花カットして組み合わせ、形にします。

ブルーに青紫の花を加え、なかなか風情が出せたと思います。ビーズがメインでキラキラ光ってとても綺麗です。夏にピッタリです。

さらにもう一つ、糸やスパングルがメインの、表情が違うものも作ってみました。

こちらは白のレーヨン糸と銀糸を組み合わせて所々にスパングルを混ぜ、パニというテクニックで、特殊なかぎ針を使うアリワークという刺繍で刺してあります。花びらの周りはカットワークをしてあります。やはり土台布からカットして花の形に組み立てます。青のビーズの紫陽花のブローチに比べ、かなり手が込んでいて、作るのには時間がかかりました。とてもシックで大人びた作品です。紫陽花にしては花が少ないので、もう一花二花加えようかと思います。糸とスパングルメインなので、驚くほど軽い仕上がりです。

同じ花がテーマなのに、全く別の表情を持つ作品が二つできました。こんなところも刺繍の醍醐味だと思います。紫陽花に限らず、季節の花をこれからも形にしていこうと思います。

最後までご覧いただいて、ありがとうございました。

 

 

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刺繍でトップスを美しいonly oneの一着に

昨日に引き続き、今度はコットンシャツにクロスステッチで刺繍してみました。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、これは私のイニシャルの『J』です。分かりにくいところがまた素敵なのでは?と思います。

昨日のデニム同様、ピンクの艶やかな8番の糸で刺し、ポイントになるところはビーズを糸に通したクロスステッチをしています。小さなピンクのクリスタルのスパングルストーンもポイントに刺してあります。

デニムや目の詰まったコットンシャツにどうやってクロスステッチをするの?とよく聞かれますが、抜きキャンバスという便利なものがあります。刺繍したいものに縫い付けて刺し、終わったら全てそのキャンバスの繊維を引き抜きます。すると、刺繍だけが残ります。これなら、どんな布にでも目を数えて刺すクロスステッチができるわけです。刺繍愛好家の方ならご存知かもしれませんね。

さらにこちらもコットンシャツにフランスの説話を刺繍しています。

テーマは魔女によって鹿に変えられたデジレ姫。隣国の王子さまに助けられて無事人間に戻ります。

素材やテクニックはピンクのシャツと同じです。シンプルな赤に特化することで、より物語が際立つよう思います。襟元は赤を引き立てるよう、コバルトブルーのビーズで縁かがり刺しをしました。着る人をドラマティックに見せてくれるでしょう。

いずれも、シンプルなシャツが、世界で一つだけのゴージャスなものになりました。

最後までご覧いただいて、ありがとうございました。

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デニムにonly oneの刺繍をして自分だけの表情を出す

デニムの素晴らしさは誰もが知るところです

ラグジュアリーブランドや独自の個性を持ったブランドがしのぎを削り、こだわりの強い高級なデニムを提供したり、またファストファッションブランドが身近に展開したり。デニムは身近にいつもあります。年齢関係なくどなたもお持ちのアイテムです。

それだけに個性を出そうと自分で様々な加工をする方もいらっしゃいますね。

私も個性を出そうと刺繍してみました。オートクチュール刺繍、と言いたいところですが、何と言ってもデニムは自分で洗う日常着。お洗濯に耐えられる刺繍、ということでクロスステッチで刺してみました。糸も通常の刺繍によく使われる25番ではなく、やや強い寄りのかかった艶やかな8番を使っています。

そうは言ってもキラキラ大好きの私です、ポイントになる刺繍部分には糸にビーズを通したクロスステッチにしてみました襟先には変形の縦長クリスタル、ポケット周りに赤の小さな丸いクリスタルのスパングルストーンを散らし、胸ヨーク切り替えラインにはビーズを縁飾り状に刺しました。以前通った刺繍教室の課題で作ったコサージュやブローチもあしらいます。ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんね。

左右のアップも載せてみます。左右で模様が違うのがいいな、と思います。少し力の抜けたアシンメトリーが好きです。両方同じでは芸がなく、堅苦しい感じになりそうです。

ついでと言ってはなんですが、コサージュやブローチも。色が刺繍とピッタリです。

とても華やかな、オンリーワンのデニムになったと思います。これを着て歩くととても人目を引きます。でもね、このデニム、ユニクロのバーゲンで買ったものなんです。ちょっと着た時のシルエット、フィット感が甘いかな、次回はもうちょっとシルエットが綺麗なデニムに刺繍しよう、と思いました。

このデニムも、11月の自由が丘のSTAGE悠で展示します。ご興味のあるかたは是非ご覧になってくださいね。

最後までお付き合いいただいて、どうもありがとうございました。

 

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感動! 技を極める ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸展に行って来ました。

本当に感動です!

技を極める

ヴァンクリーフ&アーペルハイジュエリーと日本の工芸

を観に、京都国立近代美術館に行って来ました!

時々FBに流れる広告が、気になって気になって仕方がなかった企画展です。

ええい!! 暑いけど、とにかく暑くて近くない京都だけど行っちゃえ!と新幹線に飛び乗りました。

平日にも関わらず、大変な混みようで、入り口から最初の展示物を観るのに30分ほどかかりました。

聞いたところによると、全国から来館者があったようです。

このフランスのハイジュエリーメゾンの洗練されたデザインや美しい色の組み合わせ、計算された連続模様の面白さなど、本当に見飽きません。図録を買ってとってもhappyになりました。自分の創作の、素敵な参考になりそうです。

7、8年前位だったと思いますが、六本木の森美術館で、やはりヴァンクリーフ&アーペル展がありました。当時ももちろん行きました!

今回と同様に堪能したのですが、その時は図録を買いませんでした。

はっきり覚えていませんが、確か8000円位だったと思います。欲しいけどうーんちょっとね、それにその日は忙しくて銀行に行けず、お財布の中がとっても寂しかったように記憶しています。なので、泣く泣く諦めました。

その時、小学校低学年くらいの女の子が、サンプルの図録をページをめくっては食い入るように見つめていました。幼くても女性なんですね〜!そして、美しいものは年齢関係なく人を魅了しますね

今回は3000円でした。???と思いましたが、ラッキー!と購入したのでした。

 

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京都の二度と買えない絹糸

京都でのヴァンクリーフアーペル展に行った後、二条城近くの老舗の糸屋さん、『アートファイバーエンドー』に行って来ました。

京都に行くならこのお店は外せません。

ここにしかない、特別なものがあるからです。

今回は写真のこの絹糸たちです。

エンドーさんの職人さんたちが、こんな色出してみよ、これはどうやろ、あれはどないやろ、と試行錯誤しながら染め出したものだそうです。なので、二度と同じ色は出せない、これっきりの色だそうです。

私はビーズやスパングル(スパンコール)、モール、リボンなども好きですが、実は糸が一番好きなのかもしれません。

艶やかな絹糸に惚れ惚れしました。

あれもこれもと大人買いしました❤️

そして、偶然ですが、パリ在住の刺繍アーティスト、Kyokocreathionの杉浦今日子さんにお店でお会いしました!

たまたま帰国されていらしたそうです。11月に日本橋三越で、2週間展示会をされるそうで、再会をお約束しました。

嬉しい出会いが重なった京都でしたが、京都らしい観光は何もできず、写真の『京まいこちゃんボンボン』をくれた京都在住の友人に、『今度季節の良い時にゆっくりおいで、祇園や錦市場に行こうね。』と言われてしまった弾丸旅行(?)でした。😅💦

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一人で見る夢は寝て見る夢だけ

〈一人で見る夢は寝ている夢だけ〉

どなたかの投稿にありましたが、これ、本当だなってしみじみ思います。

夢を叶えるにはたくさんの人の協力が欠かせません。自分一人でできることには限りがあります。

 

金具屋さんに特注した美しいクリスタル入りのネジが出来上がってきました。

今回はブルーのクリスタルをお願いしたのですが、好きな色を自分でボンド付けして作れるよう、クリスタルなしのものも作っていただけました。

普通、特注する場合、大きな機械を動かすため、5000個からの発注しか受け付けてもらえません。

時々お世話になっていた金具屋さんが特別に、私の欲しい個数で良いからと作ってくださったのです!(必要なのは8個です)

めちゃくちゃ感謝です!ハンドバッグを作るようになってから、浅草、浅草橋、蔵前、日暮里などの問屋街に通うようになりました。

革屋さん、箔屋さん、包丁屋さん、金具屋さん、芯材屋さん、裏地屋さん、金型屋さん、糸屋さん、ファスナー屋さん、ボンド屋さん、合皮屋さん、ボンド屋さん、道具屋さんなどなどなど。

 

どのお店に行っても親切にしていただき、たくさんのことを教えてもらっています。

作品一つ作るのに、本当に多くの方々に助けられているなあ、と今回思いを強くしました。

そして、忘れがちですが、家族や友達にも感謝したいです。

 

 

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スタンプワークのデニムバッグの写真です

以前アップしたデニムバッグの写真がなんとか撮れましたので、再度お見せしたいと思います。

もういいよ!と言われちゃってもくじけません。笑

スタンプワークという立体的なテクニックです。写真だとちょっとわかりづらいかな……..。

センターの茶系のビーズはくまちゃんです。あるテクニックでかなり立体的に挿してあります。右端の金縁の丸いものは刺繍して作ったボタンです。

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人生に上品に華を添えるお手伝いがしたい、それが私の目的

メイク、ジュエリー、洋服などのおしゃれは生き方だと言われています。それは周りの人に、その人の人となりを印象付けます。

自分でも不思議だなと思うのですが、丁寧に精魂込めて作ったものは、とても上品です。

自分で言っちゃうの!とちょっと恥ずかしいのですが、常々感じていることです。

ある方に、『あなたの仕事で他の人はどんな得をするの?』と言われ、それがずっと心に引っかかっていました。

』……良いこと、満足すること。大きく言えば社会貢献。私がしていること(刺繍と革で形にするビジューバッグ)で、他の人をどう満足させられるのだろう……..。

聞かれた時はご褒美かな、と答えたのですが、なんとなく違和感がありました。今まで楽しくて仕方ない、という思いだけで作品作りをしていたので、他の人の目線というものを考えていなかったのです。これは深く深く真剣に考えなくては…….。

そして、持つ人に上品な華を添えることができるのでは、そう思い至ったのです。

もちろん、作品には作者の人となりが出ますから、自分を磨かなければなりませんが。

私の仕事は美しさを見つけ出して形にすること、そしてその目的は持つ人の人生を代弁するべく、上品にその人に華を添えること、そう決心して制作に励みます。

 

 

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愛しい一点もの、これが私の作るバッグのコンセプト

以前のブログにアップした蝶々のマーメイドラインのバッグがやっと完成しました!

H28㎝×W24㎝×D7㎝のちょっと小ぶりなサイズです。

内ポケットに私のブランド名、『CARA』が金箔で押してあります。

箔押ししたバッグはこれが第一号です。

私のブランド名“CARA”は、イタリア語で、女性に対しての『愛しい人』という意味の呼びかけの言葉です。

でも、deepな意味はなく、英語の”DEAR”と同じです。可愛い、いとおしい、そんな気持ちを含んで、親しい人たちどうしの挨拶で使われるようです。『チャオ、カーラ!』と呼びかけられると嬉しくなっちゃう……みたいですよ。

そんな感じで、私の作るバッグを、『世界に一人だけの大切な、愛しい女の子!』と可愛がっていただきたくてつけたブランド名です。

*愛しい一点もの*

これが私の作るバッグのコンセプトです。

 

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